バイクにまつわる本を何冊か読んできたが、エッセイであったり小説であったりでツーリングそのものを記した本はなかった。そういう点で本書を読んだ事は目新しかった。
内容は予想に違わず日本一周ツーリングの時の嬉しいこと、悲しいこと、腹立つことが綴られており、自分では体験し得ないようなことばかりなのだが不思議と目新しくは感じなかった。本書が書かれたのがたぶん90年代ヘタすりゃ80年代(だって著者の乗ってるバイクがカワサキCS250なんだもの)だが、きっと当時も今もツーリング途中で起こる事はあまり変わらないだろう。唐突に旅が始まった印象を受ける本作はずいぶん不親切だと思ったが、実は別に「準備編」が著されていたのだった。後追いで読まないとね。
それにしても「こんなライダーがよくもまぁ」と思う。小柄な女性で体力がないことを非難するつもりは毛頭ない。バイク便のアルバイトをやっていたという割には何度も転倒するしメカに疎いと言うかメンテはロクにしない。旅自体は出たとこ勝負で構わないと思うが、準備期間はあったはずなのに前夜遅くまでバイクの整備や準備してるってどうなのよ。「こんな私でも日本一周できちゃいました~」なのか。時代を考えれば、もう少し心構えと準備をして旅に出るべきだったと思うのだが。
そんなヒトでも今はモーターサイクルジャーナリストとして活躍しちゃっているのだ。インストラクターもやっちゃってるのだ。人は成長するってことです。
2017年5月21日 通勤電車にて読了
内容は予想に違わず日本一周ツーリングの時の嬉しいこと、悲しいこと、腹立つことが綴られており、自分では体験し得ないようなことばかりなのだが不思議と目新しくは感じなかった。本書が書かれたのがたぶん90年代ヘタすりゃ80年代(だって著者の乗ってるバイクがカワサキCS250なんだもの)だが、きっと当時も今もツーリング途中で起こる事はあまり変わらないだろう。唐突に旅が始まった印象を受ける本作はずいぶん不親切だと思ったが、実は別に「準備編」が著されていたのだった。後追いで読まないとね。
それにしても「こんなライダーがよくもまぁ」と思う。小柄な女性で体力がないことを非難するつもりは毛頭ない。バイク便のアルバイトをやっていたという割には何度も転倒するしメカに疎いと言うかメンテはロクにしない。旅自体は出たとこ勝負で構わないと思うが、準備期間はあったはずなのに前夜遅くまでバイクの整備や準備してるってどうなのよ。「こんな私でも日本一周できちゃいました~」なのか。時代を考えれば、もう少し心構えと準備をして旅に出るべきだったと思うのだが。
そんなヒトでも今はモーターサイクルジャーナリストとして活躍しちゃっているのだ。インストラクターもやっちゃってるのだ。人は成長するってことです。
2017年5月21日 通勤電車にて読了