「絶景ロード」で紹介されたルートのうち、夏のシーズンに入ると車両通行規制で走れなくなる富士山に登る2ルートをまとめて、BMWを駆る友人と2台で回ってきた。友人の休みの都合でこの日にしたのだが見事な梅雨の合間の快晴!6時にR16相模原のマクドナルドに集合、店員の奥さんに「これからどこかへ行かれるんですか?ウチのダンナも走り回ってて…」と。数年ぶりに入った日本のマクドナルドの印象はすこぶる良かった。ただしシステムトラブルで現金のみだったけど。
R16~R413~県道729(山中湖北岸)~R138と走り富士吉田に到着、いよいよ「山登り」にチャレンジだ。道路は空いていたがトラックのせいでペースはさほど上がらず、それはそれで良かったのかもしれない。バイクだと簡単にオーバーペースになっちゃうから…
1)
富士スバルライン
ETCはともかくクレカも利用不可なのは今の時代いかがなものか。しかも通行料金は4ケタ円なのだ。そういう値段・システムなのに感熱レシートってのも納得ゆかない。不満はさておきスタートから大半は樹海の中を上ってゆく。ここ来るの、30年ぶりくらいかな?視界の両側は緑、下2/3が舗装の灰色、上1/3が空の青。見事なコントラストの中をゆく。CB1300SFはインジェクションなので、高度が上がっても息切れすることがなく安定している。9時過ぎに五合目到着、滞留している間にどんどん観光バスが到着、その大半は中国人観光客だった。富士山の雪はさすがにかなり溶けていたがまだ少し残っていた(写真)。
富士吉田に下り、R139~県道71号と走り富士宮市へ、再びのR139~R469と走った。この県道71号も前半は緑に挟まれた中を走り実に気持ちよかった。平日のためトラックが多い。
2)
富士山スカイライン
県道180号線がスタート、途中で左折、富士宮登山口五合目方面へ。ここから県道152号線となる。こちらは無料化されている。スバルラインより道、コーナーともタイト気味かつ舗装は荒れ気味で、重い1300でも車体が暴れることがあるほど。コーナーリング中にギャップがあったりして無謀運転厳禁。昼が近いが空いており、観光バスの姿は見えない。到着して下界を見下ろすと全般にもやがかかっており大して良い眺めではなかった。その代わり富士山は間近、赤茶色の山肌が今にも崩れてきそうな迫力。お昼なのに食堂には客の影無し、鄙びた昭和の観光地と言う雰囲気だった。
新五合目で折り返し、先ほどのT字を左折し、麓へ下ってゆく。東富士演習場、広大な
陸自駐屯地を過ぎて御殿場市外へ、いつしか県道23号線に変わっていた。今日の締めくくりは静岡が誇るファミレス「
さわやか」へ。昼食時間帯はとうに過ぎていたのに大繁盛、20分ほど待った。名物のハンバーグを食べたのち、東名高速で帰宅。夕方のラッシュが心配だったが問題なし、いつもこれくらい気分良く走れると遠出も苦にならないのだが。燃料残量警告が点灯する中を帰宅、天気にも道路状況にも恵まれ、最高の日帰りツーリングだった。高地の登りがあったためか、燃費はリッター20kmちょっとだった。もう少し足が長いと安心して日帰り無給油できるのだが。
本日の走行距離:約375km