本書もオートバイ関連で検索していて見つけた本。著者が誰かは知らなかった。
著者の人生のターニングポイントがバイクによる日本一周の日々だった。会社勤めをやめ、バイクで日本を放浪し、今に至る作家の道へ入ったようなので厳密にはモラトリアムな日々と言うべきか。
途中では日記形式になるのだが、日々の一部はキーワードのみ残していて長々と書いていない。後になってそれだけで思い出せることもあるだろうし、著者であっても思い出せないことも少なくないだろう。読者として、一体なにがあったのか想像するのは面白くもあり面倒くさくもある。
この手の作品の常で著者自身のナルシシズムが感じられるが、それは鼻につくほどではない。一般的なオートバイ関連作品では醒めた方かもしれない。それが心地良い。感性の違いによる表現への違和感は仕方ないことなので受け流す。もう一冊、本作以前に旅関連の本を著しているようなので、おいおい読んでみたいと思う。
2017年6月23日 通勤電車にて読了
著者の人生のターニングポイントがバイクによる日本一周の日々だった。会社勤めをやめ、バイクで日本を放浪し、今に至る作家の道へ入ったようなので厳密にはモラトリアムな日々と言うべきか。
途中では日記形式になるのだが、日々の一部はキーワードのみ残していて長々と書いていない。後になってそれだけで思い出せることもあるだろうし、著者であっても思い出せないことも少なくないだろう。読者として、一体なにがあったのか想像するのは面白くもあり面倒くさくもある。
この手の作品の常で著者自身のナルシシズムが感じられるが、それは鼻につくほどではない。一般的なオートバイ関連作品では醒めた方かもしれない。それが心地良い。感性の違いによる表現への違和感は仕方ないことなので受け流す。もう一冊、本作以前に旅関連の本を著しているようなので、おいおい読んでみたいと思う。
2017年6月23日 通勤電車にて読了