山歩きはしても林業には興味ないって人もいるだろう。でも林業には興味なくても、歩いていれば何となくその森や林が綺麗か雑然としているか、心地良いかできれば抜け出したいかとは感じられるはずだ。そして人間のその感覚が、その森や林にとって「正しい」ことなのかは判らない。
本書は、日本各地で何十と言う林を歩いてきた著者の見聞録。たまに統計データも入るが、基本的にはレポートなので理解しやすい。また歴史的背景やその地に生きる人への聞き取り記録なども織り込まれているので単なる感想文で終わらずに済んでいる。面白いのはメインとなっている樹種によって章立てをしていること。コメツガとかクロマツとか。
夏に寄った北海道えりも町の章は一層の実感を持って読めた。本書で紹介されている林を、本書の内容を思い出して確かめながら歩いたら面白いだろうなぁ。
2017年11月9日 通勤電車にて読了
本書は、日本各地で何十と言う林を歩いてきた著者の見聞録。たまに統計データも入るが、基本的にはレポートなので理解しやすい。また歴史的背景やその地に生きる人への聞き取り記録なども織り込まれているので単なる感想文で終わらずに済んでいる。面白いのはメインとなっている樹種によって章立てをしていること。コメツガとかクロマツとか。
夏に寄った北海道えりも町の章は一層の実感を持って読めた。本書で紹介されている林を、本書の内容を思い出して確かめながら歩いたら面白いだろうなぁ。
2017年11月9日 通勤電車にて読了