また本を読むペースが鈍ってしまった。通勤電車で本を拡げるスペースがあっても開く気にならず音楽を聴いてばかり、音楽と本、集中する周期が交互にやってくる。読んで面白い本書なのに一週間以上かかってしまった。
朝日新聞記者である著者が、同じようにマスコミ(特に新聞社)出身のノンフィクション作家へインタビューをしたシリーズ。その人がどういう著作や記事を書いたのか、所属社とともに略歴があるので判り易い。訊ねる内容で一貫しているのは「どうして出版(公表)できたのか」「組織内の抵抗はなかったか」「組織内で嫌われなかったか」「昨今のマスコミの姿勢をどう思うか」といった点。やはり大抵の人は苦労している。政治や経済に関する事実を調べ発表することは「暴く」ことになりがちで、組織の存在自体を危うくする可能性があるためだ。記者クラブや警察の番記者など、結局は権力側の思うように使われているだけと言う見方が大勢なのはもっとも。
インタビューした人々が進める「この数冊」だけは、個別にではなく巻末に一覧としてリストアップして欲しかった。そうすれば今後の読書のレファレンスとして保存し易いんだけどな。
2017年10月18日 自宅にて読了
朝日新聞記者である著者が、同じようにマスコミ(特に新聞社)出身のノンフィクション作家へインタビューをしたシリーズ。その人がどういう著作や記事を書いたのか、所属社とともに略歴があるので判り易い。訊ねる内容で一貫しているのは「どうして出版(公表)できたのか」「組織内の抵抗はなかったか」「組織内で嫌われなかったか」「昨今のマスコミの姿勢をどう思うか」といった点。やはり大抵の人は苦労している。政治や経済に関する事実を調べ発表することは「暴く」ことになりがちで、組織の存在自体を危うくする可能性があるためだ。記者クラブや警察の番記者など、結局は権力側の思うように使われているだけと言う見方が大勢なのはもっとも。
インタビューした人々が進める「この数冊」だけは、個別にではなく巻末に一覧としてリストアップして欲しかった。そうすれば今後の読書のレファレンスとして保存し易いんだけどな。
2017年10月18日 自宅にて読了