今年の初め、韓国へ観光列車に乗りに行き、つらつら路線図を見ているうちに「この程度だったら割と簡単に乗りつぶしできるんじゃない?」とか思ってしまいました。どうせ航空券の買出しのために行くので(笑)、ちょっと滞在して乗りまわってみようと計画した次第。ただし、観光列車(日本で言うジョイフルトレイン)の乗りつぶしも狙っているのでプランニングには少々アタマを捻りました。暗くなってからの乗車は景色が見えないので極力避けます。
11月2日、出張してのセミナー会場から羽田空港へ直行。JL95便(JA654J:767-300)でソウルまで2時間2分、例によってソウル駅裏の安宿泊。明けて実質初日、ソウル駅構内のフードコートで朝食。今回のチケットは全て事前にネットで予約済み、便利になったものです。3日間のパスも引き換える必要なし、画面のプリントだけ。そんなので大丈夫なのか不安なほど。
今日は観光列車「S-Train(南道海洋観光列車)」に乗車します。編成はディーゼル機関車に改装客車の専用編成。列車は京釜線をまで南下し、大田(テジョン)から湖南線に入り、益山(イクサン)から全羅線で麗水(ヨス)まで走り、所要時間は約5時間。車内はカラフルなシートのほか、お茶コーナーのある桟敷席、懐かしい映画ポスターで彩られた売店カフェカーなど。観光列車というものの、実態は特別車両で運転される急行列車といった感じで、途中からの乗車、区間乗車などで西大田(セテジョン)~順天(スンチョン)間はほぼ満席。賑やかで結構ですがあまりスペシャル感はありませんでした。全区間、架線下を走るのにDL牽引なのがユニークでした。
昼過ぎに麗水EXPOに到着、ここは韓国鉄道最南端の駅です。途中までの区間はKTX乗り入れに際し高速化工事がされ、かなりの区間で新線に付け替えられ、たまに見える旧線を走ってみたかったと思いました。韓国ではこのような区間が多く、そのうち何箇所かで旧線を走るレールバイクが整備されており、どこかで乗ってみたいものです。
到着後は二階建てバスで市内観光、海上ロープウェイで山上に昇ったり魚市場周辺を散策したりしました。好天で気持ちよい一日でした。
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