日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】西村賢太著 「暗渠の宿」(新潮文庫)

2018-12-11 20:34:08 | 本・映画・展覧会
 先に読んだ「二度はゆけぬ町の地図」同様、作家の誰かのお勧め図書にあったので読んだが本作も嫌悪感が残るばかりだった。

 読むと顔をしかめてしまうような内容を率直に書く(しかもそれが作家自身のことと言ってよい)ことが「表現にタブーはない」と評価されてるのだろうか。ロクでもない生活で他人にも迷惑をかけているのに、ある一点(私淑する作家の作品集を自費出版仕様としている)だけは真剣に取り組む姿勢が「クズ」と呼ばれずに踏みとどまっていると思われるのか。

 著者に限らず、作家に限らず、私生活どころか人格まで破綻しているとされながらも作品を評価されたアーティストは少なくない。だが著者の作品が、それに値するとは自分にはどうしても思えない。思えない自分は狭量で視野が狭いということなのだろうか。

 2018年11月24日 道内移動中の列車にて読了
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2018年11月24日 【旅行】JR北海道の廃止予定区間お別れ乗車

2018-12-11 06:21:27 | 旅行・ハイク&ウォーク
 11月24日、今日は終日鉄道の旅。来年3月末で廃止予定のJRローカル線にお別れ乗車。行程は以下の通り。なお路線名は個人的なこだわりで記載しており、現状の呼称と異なる場合があります(^^;

札幌 0639(学園都市線)石狩当別 0718/0745(札沼線)新十津川 0928/1000(札沼線)北海道医療大学 1117/1129(学園都市線)札幌 1215/1235(千歳線快速)千歳 1304/1427(夕張線)夕張 1623/1640(石勝線)南千歳 1822/1824(千歳線)新千歳空港 1827

 札幌出発時は晴れていたのに石狩当別までに雪、それも本降り。予想通り混んでおり、ドンピシャ接続の電車で来た客の一部は座れずで一本前にして正解。しかも待ち時間に駅前のコンビニで朝食を仕入れられる。雪でスリップして発進できなくなるハプニングもあったが何とか新十津川に到着、駅舎内に貼られたカレンダーに書き込まれた数字を見ると本日の到着客は65名。地元の方が無料で乗車証明書を配って下さっていた。折り返しも雪のため遅れ、予定していた列車に乗り継げなかったが札幌まで戻り、用心のため昼食は千歳まで行って摂ることにする。

 評判のラーメン屋まで20分近く歩いていったが行列で「こら間に合わん」と判断して引き返し、駅近くで昼食。入線時刻と停車位置を確認して席取り合戦に備えた夕張線は楽勝で座れた。たぶん札沼線は過去に一度きりしか乗っていなかったが、夕張線(石勝線夕張支線)はもう少し乗っている。そして来るたびに沿線の人の気配が減っている。薄暗くなった駅に着くと、ここでも地元の方が記念品を下さった。

 明日の夜に仕事で、今の時期ギリギリで帰るのはリスキーなため本日中に帰ることにしており、そのため着いた列車で折り返さなければならない。たぶんもう二度と乗ることはないであろう線路のジョイント音を聞いて空港へ向った。ちなみに今日は1日フリーきっぷが使える期間だったが、消えゆく両線へのオマージュとして駅名が入った乗車券を用意した(写真)。

 震災後の休業から完全復活した新千歳空港だが、三連休の中日のせいか人が少なく心配になった。実家へ海産物を送り、自分は食事のみで何も買わず、入ろうと思っていた風呂にも入らず、JL530便(JA346J:737-800)で帰宅した。
コメント (2)
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