日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【写真展】キヤノンフォトクラブエアライナーズ展2018 「飛行機のある風景」

2018-12-27 20:48:35 | 本・映画・展覧会
 先日寄った銀座のキヤノンギャラリーで本展の案内葉書を入手し、鉄道ファンの作品展と飛行機ファンの作品展を続けて観たら面白いのではと思い、都内へ出かけたついでに池袋まで足を延ばした。ライブに行く高田馬場といい、この辺は本当に出かけるのに心理的ハードルが高いのです…。

 会場の作品はここ数日の写真展に比べると小ぶりなものが殆どで、いかにもアマチュアの展示会と言う雰囲気。最近のデジカメは良く撮れるとは言え、こうして印画紙に焼いてみると本人の意思とは異なる色調や、ピントの甘さが見えはしないか。

 毎年行われている写真展で、年ごとに「お題」を決め作品を募集しているそうで良い恒例だと思う。今年は「~旅に出たくなる1枚~」がお題だったが、展示されている作品はまだまだ飛行機が中心、さきに見た鉄道編に比べ画面に機体の占める割合が大きく、かつ周辺の景色や構図も旅心を誘うにはまだまだなものが多い。飛行機が好き過ぎて、旅の写真にならないのだろうな。

 最近は旅には鉄道より飛行機を使う機会の方が多く、関心もそちらより。なので本展で数多くの飛行機を見られたのは楽しかった。来年末も思い出して来られると良いのだけど。

 2018年12月8日 池袋・東京芸術劇場アトリエウエストにて
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【映画】かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-

2018-12-27 06:21:04 | 本・映画・展覧会
 一作目は中井貴一×一畑電車(島根)。
 二作目は三浦友和×富山地方鉄道(富山)。
 そしてこの三作目、主役は女性しかもぐっと若く、有村架純×肥薩おれんじ鉄道(熊本・鹿児島)。

 前二作が中年いや初老?の男性の生き方で、もちろん家族(主に夫婦)関係も含まれていたのだけど、本作は女性そして親子関係にストーリーは大きくシフトした。

 主人公は若い母親、連れ子だがその子は亡夫と前妻の間にできた子。でも彼女はその継子をよく愛している。夫の急死で東京での生活が破綻し、その実家を頼って2人はやってきた。亡夫の父親は元は国鉄の機関士で、今は地元を走る第三セクター・肥薩おれんじ鉄道の気動車運転士。当地での生活のため職探しを始める矢先、息子の言葉に押され主人公は「運転士募集」の肥薩おれんじ鉄道で運転士を志す決意をする…。

 夫との死別、東京から遠く離れた九州の訪ねたこともなかった夫の実家(親とは前妻死去の際のいざこざで疎遠だったらしい)での暮らし、息子への転校生いじめ、運転士訓練…と大変なことだらけで、観ているだけで溜息が出る。せめてもの救いは、夫の父(國村隼)が自分の予想と異なり穏やかな態度だったこと。もっと依怙地で、運転指導も厳しいと思ったが。

 有村架純の可愛らしさ(でも気付いたら25歳なんだって)はさておき、本作中を走る肥薩おれんじ鉄道のシーンも見応えあり。線形は良くないが風光めちゃくちゃ明媚な海沿いを走る区間が長く、ドローンからの空撮は素晴らしい。ああこの構図の中を長大なブルートレインが駆け抜けていれば…JR九州の研修所シーンはレアもので必見。

 まだ人気の「おれんじ食堂」に乗っていないので、来年こそはと誓いながら劇場を出た。

 2018年12月7日 川崎・チネチッタにて
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