日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2019年1月19日 【食べ物】茅ヶ崎・二代目 OKAWARI

2019-02-12 20:20:36 | 食べ物・飲み物
 茅ヶ崎なんバイクやクルマで通ることはあっても何か用事があって行く事はない。なので全てが未開拓。ライブのため駅に降り立ったのも縁、開演前にこの街のラーメンを食そうではありませんか…頼りにしてるよグーグル先生&食べログ先生。

 何軒かの候補からライブ会場方面にある店を選び訪れたところ、灯りは点いており営業開始時刻を過ぎているのにドアに鍵。仕方ない他を当たるかとUターンしたところ急ぎ足でやってきた兄ちゃんが店のドアをガチャガチャと開けた。うん、土壇場で買い物でもしてたんですかね。

 ヒップホップとかレゲエとかR&Bとか、なんかブラックテイストな曲がガンガンと掛かる店内。兄ちゃんもパーカー姿だしこれは外したかなと思ったが出てきたラーメンは実に真っ当な味で旨かった。煮干し醤油のスープは透明度が高く、煮干しも香るものの醤油の香りをマスクするほど強くはない。最近やり過ぎじゃないかと思う濃厚魚介系があるが、あれらへのアンチテーゼとも思える。

 中細ストレートの麺、赤みを残したバラ肉チャーシューもバランス良く、ほうれん草が入っているのも嬉しい(もう少し多ければなお良かった)。醤油系と柚子の組み合わせは珍しいのではないか。

 ギリギリのタイミングで食べ逃さずに良かったと思える一杯でした。
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【本】ジョン・ガイガー著・伊豆原 弓訳 「サードマン 奇跡の生還へ導く人」(新潮文庫)

2019-02-12 06:53:14 | 本・映画・展覧会
 探検家や冒険家、はては遭難した漁師やパイロットなど、時代も場所も問わず多くの人が見た、または感じた自分とパートナー以外の何か=サードマン。「第三の男」と言うとアントーン・カラス(チター奏者)を連想してしまうね。

 サードマンを「知っている」人に共通するのは生命の極限状況に置かれたシーンで見たり感じたりし、その極限状況が解消された時点でサードマンは「いなくなっていた」と言うこと。生死の境でないと現れないのは三途の川の渡し守みたいだが、概してサードマンは当事者を生への帰還に導く。

 様々な「経験者」の例を挙げ、その存在を肯定するだけでも興味深いと思うのだが、本書はその一方で科学的(特に医学的)見地からその真偽を検証している点が興味深い。その結論は「真に迫った生命の危機に対し、無意識の深層心理が生還への強烈な意思を生み出し、それが虚像としてその者を導く」というもの。火事場の馬鹿力みたい。では不幸にも亡くなってしまった人々は、最後の瞬間にサードマンを見たのか。仮に見たのであれば生還できなかったのはなぜか。解は容易に得られそうにない。

 自分としては、そういうこともあるかもしれないな、と思う。実際に居ようが深層心理が作り出した妄想虚像だろうが、そのおかげで生還できたのであれば良いじゃないか、と。

 本書の解説を探検家の角幡唯介氏が書いているが、それが面白い。

 2019年1月19日 伊豆急全線ウォークから帰る電車にて読了
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