一昨年グアム島はじめ大日本帝国が占領し植民地化した島々を回り、国単位で言えば残るはパラオ。地図を見るたびに今ここまで日本の領土領海であれば、国がどれほど変わっただろうと何度でも思う。
本書も、パラオを始めとする南洋群島の開拓を辿るが、論調はややネガティブ。事実上の植民地化による先住民族への圧迫や収奪を書いている。興味深いのは、それでもパラオ等では当時を(悪い思い出としてではなく)懐かしがる人々が居るのは、当時彼らが「最下層」でなかったとしている点。過去に読んだ本にもあったが、日本からの移民の多数を占めた沖縄出身者の方が朝鮮(当時)や台湾からの連行者ともども現地人より下に置かれたと。「南洋諸島」には沖縄も含まれると言うことか。
遠くない将来だとは思うが、パラオに行くまで読んだことは忘れずにいたい。
2019年1月27日 加計呂麻YHにて読了
本書も、パラオを始めとする南洋群島の開拓を辿るが、論調はややネガティブ。事実上の植民地化による先住民族への圧迫や収奪を書いている。興味深いのは、それでもパラオ等では当時を(悪い思い出としてではなく)懐かしがる人々が居るのは、当時彼らが「最下層」でなかったとしている点。過去に読んだ本にもあったが、日本からの移民の多数を占めた沖縄出身者の方が朝鮮(当時)や台湾からの連行者ともども現地人より下に置かれたと。「南洋諸島」には沖縄も含まれると言うことか。
遠くない将来だとは思うが、パラオに行くまで読んだことは忘れずにいたい。
2019年1月27日 加計呂麻YHにて読了