日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】河岸宏和著 「"食の安全"はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実 」(アスキー新書)

2019-02-28 20:50:07 | 本・映画・展覧会
 口に入れば何でも良いと思われても仕方ない生活を送っているが、食品に関心がないわけではない。興味あるのは地産地消と食品ロス。本書は、肉製品製造会社で品質管理をしていた経歴を持つ著者による、消費者が気付かない製造表示のこと(違法でない以上、罠とかトリックと言ってはメーカーに失礼かもしれないので)、消費者のエゴについても書かれたもの。

 世界の国々と異なる日本の賞味期限や消費期限、商品名表示。風土や保存方法、保存技術の発達具合、そしてたぶん世界中で一番「完全」を求める消費者。製品ラベルに記載された(或いは記載されない)内容の解説を読めば、次に買い物をするとき手に取った食品のラベルをしげしげと観察したくなるのではないか。

 本書は一方的にメーカーを告発しているのでないが、それでも消費者から見ればメーカーに都合よく表示義務が決められている感が伺える。メーカーにも言い分はあろう。「それを求めたのは消費者です」と。

 井出留美さんの著作の最後に参考文献リストが出ているのだが、新書・文庫でリストアップされていたのは本書のみ!いかにこの分野の作品が読まれていないか解る。

 2019年2月5日 通勤電車にて読了
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【本】小飼 弾著 「新書がベストー10冊で思考が、100冊で生き方が変わる」(ベスト新書)

2019-02-28 06:09:50 | 本・映画・展覧会
 少し前に読書法について読んだ著者の、別の作品を借りてみた。新書は自分も大好きだから。文庫に比べ薄くサイズが大きいため通勤電車で読み易いのがいい。岩波新書、中公新書は全作品を読んでやろうかと思ったくらいだ(さすがに時間がないので着手しなかったが)。

「新書を10倍生かす方法」
①タイトルから本の出来を測る
②ダメ本も味わう
③疑うことを楽しむ
④洗脳されずに自己啓発本を読む
⑤話題の本とは距離をおく
⑥ジュニア向け新書はこんなに楽しい
⑦複数の新書を同時に読む
⑧本で得た知識を活用する
⑨「超」整理法で本を整理する
⑩ウェブを使って本を読む

 2019年2月4日 通勤電車にて読了
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