怒涛の中東シリーズ。そして再び田原牧、我々と同年代だがなかなか波乱ある経歴をお持ちでいらっしゃる。重信メイさんがアレだったんで、著者の父は総一郎さん?とか考えてしまったが違うようでホッとした。本書と関係ない話ですみません。
本書は先の2冊とは異なる、さまざまなテーマで書かれたエッセイの収録版だった。得意の中東話でスタートするが、著者の活動は「アラブ」「性的マイノリティ」あと何だっけ?の3分野で行われており(著者自身が性同一障害者だ)、それらの分野をコラムごとに回遊した形になっている。
得意分野が幾つもあるというのは幅広くて結構なのだが、それが一冊に纏まると読む方は混乱する。著者を広く知るには良いかもしれないが、もっと掘り下げて読みたい、著者の意見を知りたいと思うとヒョイと「場面転換のお時間です」。エッセイ集の定めかもしれないが、「で、結局なんなの?」という印象。期待しすぎた反動かな。
2019年1月16日 通勤電車にて読了
本書は先の2冊とは異なる、さまざまなテーマで書かれたエッセイの収録版だった。得意の中東話でスタートするが、著者の活動は「アラブ」「性的マイノリティ」あと何だっけ?の3分野で行われており(著者自身が性同一障害者だ)、それらの分野をコラムごとに回遊した形になっている。
得意分野が幾つもあるというのは幅広くて結構なのだが、それが一冊に纏まると読む方は混乱する。著者を広く知るには良いかもしれないが、もっと掘り下げて読みたい、著者の意見を知りたいと思うとヒョイと「場面転換のお時間です」。エッセイ集の定めかもしれないが、「で、結局なんなの?」という印象。期待しすぎた反動かな。
2019年1月16日 通勤電車にて読了