日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】あした世界が終わるとしても

2019-03-01 20:27:57 | 本・映画・展覧会
 何とはなしに前売券を買ってしまい、何の予備知識もなく観た。

 いま住む世界と、その住人たち一人一人すべての命がリンクしたもう一つの世界があったとしたら…?「パラレルワールド」とも少し違う設定。どちらかの世界で命が失われると、もう一つの世界に住む、リンクした人の命も同様に失われる運命がもたらす混乱をフルCGで描く長編アニメーション作品。

 ストーリーよりCGの出来について書きたい。特に導入部、人物の動きに強い違和感。なんかユラユラと動くさまは、実際に人間はそう動いているのかもしれないが「違う」と思ってしまう。アップにするとキャラクターの線が鋭ど過ぎる点も気になる。「009 RE:CYBORG」でも感じたことだ。一方で情景の細やかさには感嘆する。新宿の景色もそうだし(新海誠作品と似たテイスト)、もう一つの世界の宮殿の煌びやかさもそう。そして戦闘シーンの動きは速すぎて目が追いつかないほどのキレがありながらスパッと発色しているのはさすが。

 結論、けっこう楽しめました。そうそう、人気(らしい)シンガーソングライターあいみょんが主題歌と挿入歌までも歌っていたよ。それが誰か知らないけど(^^;

 2019年2月6日 川崎・チネチッタにて
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【本】西木正明著 「人生、お楽しみはこれからだ」(ベスト文庫)

2019-03-01 06:05:02 | 本・映画・展覧会
 角幡唯介、高野秀行と遡る早大探検部出身の作家シリーズ、今度は西木正明。ただし初期の探検でも小説でもなく割と最近書かれたエッセイ。それなら他の人でも良いじゃんと自分で思いながら読む。ちゃんと他の作品も買ってあります。読む順番が回ってきてないんです…。

 ここ暫く、親の体調不良もあって自分のリタイヤ後の人生どうなるのかなと考えることが多くなった。考えるだけで具体的な手を何も打っていないところがスバラシイのだけど。会社を辞めるまであと数年、辞めたあとの生活は?近所や友達づきあいは?本書はそんな悩めるオヤジ(オバサンも?)に生活のヒントをくれる。

 さすが元探検部と言ったらこじ付け過ぎか、著者は無理にそれまでの自分のスタイルを変えて暮らさなくて良いと説く。一人が好きな人は周囲に迎合する必要はない、無口な人が無理して近所との会話を試みる必要はないと。会社生活は終わったのだから進んで近所に溶け込む努力が必要だ論の対極にあるみたい。もちろん、それで寂しい思いをするならそれを肯定し受容することが必要と書くことを忘れない。要するにハードボイルドなのだ。

 いいね。

 2019年2月6日 通勤電車にて読了
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