いや本当、サブタイトルの通り「何が問題なのか」だと思うのだ。世の中に格差があること?国民みな平等であれ?それは違うだろう。資質にも努力にも差がある。何をしても差がつかないなら、頑張らない人も出てくるだろう。それは旧ソ連の社会主義経済の失敗が証明している。
類似の書を含め読んできて、問題なのは「逆転劇の起き難さ」なのだろうと思い始めた。富める者はますます富み、貧者がどん底から這い上がれることはない。階層の固定化は断絶を産み、妬み嫉み憎しみを招く。
でも、だからと言って富の再配分を主張するのは正しいだろうか?それが結局は社会の安定やトータルな生産性向上をもたらすと著者は主張するが、素直になるほどと頷けないあたり、自分は富める者の側にいるのだろうと思った。
2020年3月24日 通勤電車にて読了
類似の書を含め読んできて、問題なのは「逆転劇の起き難さ」なのだろうと思い始めた。富める者はますます富み、貧者がどん底から這い上がれることはない。階層の固定化は断絶を産み、妬み嫉み憎しみを招く。
でも、だからと言って富の再配分を主張するのは正しいだろうか?それが結局は社会の安定やトータルな生産性向上をもたらすと著者は主張するが、素直になるほどと頷けないあたり、自分は富める者の側にいるのだろうと思った。
2020年3月24日 通勤電車にて読了