先日読んだ本多勝一の「冒険論」に書かれていた、1950年代末のパキスタン学術遠征隊のメンバーである著者。登山家かと思ったら全然違って地球科学者だった。確かに昔は学術的目的がなければ渡航など許可されなかったのだ。本書にパキスタンの話は殆ど出てこないが、僅か2,3の出てくるところではとてもインパクトある紹介をされている。
内容はタイトルの通り、日本列島の動き。こりゃつまらん本を借りちゃったかなと思ったが読み進めるととても興味深く、どんどん頁をめくっていった。造山運動やプレートテクトニクスについて、大まかな意味くらいは知っていたことが少しは幸いしたろうか、さほど「ナニ書いてんだかワカンねえ」となることもなかった。川による地表の削られ方、地層による年代分析の項は少々長くちょっと飽き気味だったが、ここが重要なタネ明かしなのだろう。
本書が著されたのは1985(昭和60)年、東日本大震災(2011)はおろか、中越地震(2004)、阪神・淡路大震災(1995)などは起きていない。地震学者ではないにしろ、著者ならこれらの地震の発生をどう捉えただろうか。
2020年3月21日 ハイキング帰りの電車にて読了
内容はタイトルの通り、日本列島の動き。こりゃつまらん本を借りちゃったかなと思ったが読み進めるととても興味深く、どんどん頁をめくっていった。造山運動やプレートテクトニクスについて、大まかな意味くらいは知っていたことが少しは幸いしたろうか、さほど「ナニ書いてんだかワカンねえ」となることもなかった。川による地表の削られ方、地層による年代分析の項は少々長くちょっと飽き気味だったが、ここが重要なタネ明かしなのだろう。
本書が著されたのは1985(昭和60)年、東日本大震災(2011)はおろか、中越地震(2004)、阪神・淡路大震災(1995)などは起きていない。地震学者ではないにしろ、著者ならこれらの地震の発生をどう捉えただろうか。
2020年3月21日 ハイキング帰りの電車にて読了