日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】家田荘子著 「四国八十八ヶ所つなぎ遍路」(ベスト新書)

2020-08-05 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 有名になった作品のテーマのせいか、外見のせいか、何となくイケ好かないヒトと言う印象(あくまで印象)のあった著者だが、修行して尼僧となり、住職の資格も持つようになったと聞いてヘェと感心した。四国八十八ヶ所巡礼バイクツーリングを計画し色々な本を物色している時に本書を見つけ、このほどようやく借りて読んだ。

 構成はシンプルで、「つなぎ遍路」の説明(毎月2泊3日のトンボ帰りを延々と繰り返す)のあとは八十八ヶ所ひとつずつの紹介、そして著者なりのルートガイドと、道中のエピソード。巻末には大雑把だが歩き遍路向き地図と、寺や宿泊施設の一覧も。地図は「女性ひとり歩き遍路」と言う視点からチョイスしたルートらしいので(人によっては)役に立ちそうだが、その他の資料は八十八ヶ所ガイドが何冊も出ているのでそちらに任せ、余計な紙数を割かないで良いのではないか。

 やはり興味深いのはエピソードのところ。ところどころ現れてしまう歩き遍路としてのプライドは正直だ。ちなみに北海道の旅人「ホッカイダー」でも、ツアーバス<クルマ<自動二輪<原付<チャリ(自転車)<徒歩<リヤカー、みたいなヒエラルキーがある(笑)。あと著者はフォロー入れてるけど基本的にオヤジ遍路がお嫌いなようだ。まあ嫌われるような行動をするのだろう。バスツアー添乗のベテラン女先達も天敵らしい。もう何回も歩き遍路で巡っていて立派なことは間違いないのだけど、そんな人でもこんな感情を抱くものなのだな、人間は業が深い。綺麗ごとばかりじゃない内容で良かった。

 2020年7月18日 自宅にて読了
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2020年7月19日 【旅行】御殿場へプチトリップ・行きは新型二階建てバス…リベンジ成功

2020-08-05 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 久々に、バンホール/スカニア製の新型二階建てバス「アストロメガ」全社乗りつぶしをした。ターゲットはJRバステック(BT)車、向かうは御殿場。

 BT社のアストロメガ運用は1日に新宿~御殿場プレミアウトレット(PO)~新宿経由東京駅、の変則1往復のみ。JRバス関東から東名系バスの受託運行をする前準備にしては、昨年4月末の導入から1年近く、ずいぶん勿体無い使い方をしている。当日の車両変更で予備車による運行となってしまった前回と同じく、朝のバスタ新宿から09:35発「御殿場アウトレット11号」に向かう。席は1A、2階席は1/5くらいの乗車率だが最前列は満席である(笑)。シートは標準の横4席仕様。

 アストロメガに乗るのも何社目か、たいてい最前列に乗っているので眺めは見飽きたと感じるかと思えばさにあらず、やはり前方が良く見えるのは楽しい。バスタ新宿を出て初台南から首都高C2、大橋JCTで3号そして東名へ。大橋JCTの上りはカーブがきついため低速だが、パワー的にはもっと楽々と登れそう。導入から1年を経てパーツが馴染んだか、10人ほど乗客がいたためか、乗り心地は角が取れ丸みがあった。とは言え大入力時には結構なショックがある。
 東名向ヶ丘に停車するJRバス(青春昼特急の車種変更?平屋だった)を追い越し、谷峨あたりで「グラン昼特急5号」(たぶん)に抜かれ。高速は快調だったが、御殿場を降りてから駐車場渋滞にはまり、11時10分の定刻より4分遅れで御殿場POに到着。ほどなく東京駅からのアウトレット号が到着し、バステック社が二台並んだ(写真)。二台とも、降車が済むと直ぐに引き上げて行った。

 アウトレットに用はなく直ちにシャトルバスで御殿場ICへ。ここから別のシャトルバスでレジャー施設「時之栖(ときのすみか)」へ。ここで園内を散策し、御殿場高原ビールを飲みつつランチを摂り、風呂に入る。なかなか優雅ではありませんか。生ビール5種類と何十種類もの食べ物の飲み食べ放題は超オトク。温泉には「死海の湯」もあり、年越し旅行を思い出し楽しい。

 前回は御殿場ICから東名ハイウェイバスで帰宅したが、今回は三島駅までのシャトルバスを利用。在来線で熱海乗換、グリーン車で密を避けつつ帰宅した。ずっと引っ掛かっていたBT社のアストロメガに乗り、かつ以前から行きたかった時之栖で過ごす事もでき、良い一日だった。雨のつもりでいたのに快晴、夜まで一滴も降らなかったのは予定外だったけど。

 「アストロメガ」は本格的に勢力拡大を始めた。2階席は横3席、1階は横4席の高速仕様車は「IntercityDD」と言うネーミングで区別され、JRバス関東、東海、西日本、四国の高速路線で運行が始まった。さらに京王でも運行開始。遠出が憚られる世情ではあるが、折を見て乗りに行きたい。
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