日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】蔵前仁一著 「スローな旅にしてくれ」(幻冬舎)

2021-08-04 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 蔵前仁一さんの強みは、イラストを描けること。一人でイラスト入り旅日記、エッセイを仕上げられることは大きい。ユーモアある絵柄で、例えツラいネタでも悲愴感なく、過ぎてしまえば笑い話サ的に読めてしまうのは幸か不幸か。

 インドを始め世界各地を旅し、長逗留をしてきた著者の話は興味が尽きない。尽きないのだけど、さほど好きでもない。長旅をできることは羨ましいけれど、その旅の内容はあまり羨ましくない。きっと自分は、バックパッカー向きではないのだ。でもバックパッカーでない長旅をしようと思ったら、相当に資金が要る。よほどの坊ちゃんか裕福な退職者でなければ、否応なくバックパッカー的な旅をせざるを得ない。

 それでも、世界を旅したいか。著者に、そう問いかけられている気がした。

 2021年7月22日 碓氷峠からの帰りの電車にて読了
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2021年7月22日 【ハイク】碓氷峠の廃線跡コース

2021-08-04 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今日から4連休。バイクツーリングの予定を変更(暑さに怖気づいて断念)したため時間に余裕ができ、「青春18きっぷ」を使ったお出かけをすることにした。

 今日の行先は群馬県碓氷峠、会社の鉄道愛好会仲間と揃って行こうと計画していたが一向に実現するタイミングが来ないため、下見となっても良いかと思い一人で行ってみることにした。

 横川駅から片道6㎞ほどの「アプトの道」を歩く。歩き始めから「峠の湯」までは1997年に廃止された信越本線新線の上り線(勾配的には山を下るルート)の廃線跡。レールの頭を残し舗装されているが、すぐ傍らを「現役」の下り線が通っており頭上には架線ビームが架かり雰囲気抜群。

 峠の湯からは、旧線ルートをゆく。ポータルがレンガ造りのトンネル、レンガのアーチ橋など、明治末期から開削された難所を辿ってゆく。路面はおおむね簡易舗装、たまに小砂利。スニーカーでも問題なく歩ける環境だが、問題は勾配と暑さ。スタートからコース終点の熊ノ平まで、ほぼ一本調子の上りで結構キツい。急登ではないのだが、とにかくひたすら斜面。そしてこの暑さ。水は2L持参したが、往復で1L近く飲んでしまった。途中の変電所跡や構造物の観察、大休止などあったが、6㎞の上りに2時間近くかかってしまった。熊ノ平は旧線と新線の合流区間、新旧のトンネルが4つ口を開け、見覚えある大きな建物が残っている(写真)。

 小休止ののち来た道を折返し、峠の湯でゆっくり入浴。そして廃線の下り線を利用した「トロッコ列車ライン」で碓氷峠鉄道文化むらまで楽して下り、久しぶりに保存車両群を見て回った。屋外展示ゆえ傷みが進行しているのが気懸り、これは早急に手を打たなければ…。今日は動いているEF63を見られて嬉しかったな。

 朝の逆ルートで帰宅、缶ビール飲んで爆睡していたので早かった。
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