50年ほど前、「5…4…3…2…1…Thunderbirds are GO」に胸をときめかさなかった男の子などいない(断定言い切り)。「人形劇」で片付けるにはあまりに良く出来た作品、世界どころか宇宙空間までを活躍の舞台としたスケールの大きさ、勧善懲悪ながら一筋縄ではゆかない展開、イギリス作品らしいウィットに富んだ会話(これは後年気付いた)。その公開55周年を記念して作成されたのが、当時ラジオドラマのみで映像化されなかった作品の映像化。3作を一挙上映+同じく特撮人形劇(スーパーマリオネーション)である「ネビュラ・75」スペシャル版を上映。
当時を知らない層が見たらちゃんちゃら幼稚な人形劇に見えてしまうのかもしれないが、微かな記憶とキャラクターの声が一致しないかもしれないが(日本語版は声優が代わっている)、そうだった、こんなトーンの作品だったと懐かしみながら楽しめる。
仮面ライダーシリーズよりも、(良い意味で)進化せず昔の風合いを残している本作の方が童心に還れると思える。決して悪いことではなかろう。やっぱプールは開かなくちゃ、ヤシの木は倒れなくちゃ、なのである。荒唐無稽、物理法則無視、大いに結構。だが執事のパーカーは記憶の中よりワルだった(笑)
2022年1月27日 川崎・チネチッタにて
当時を知らない層が見たらちゃんちゃら幼稚な人形劇に見えてしまうのかもしれないが、微かな記憶とキャラクターの声が一致しないかもしれないが(日本語版は声優が代わっている)、そうだった、こんなトーンの作品だったと懐かしみながら楽しめる。
仮面ライダーシリーズよりも、(良い意味で)進化せず昔の風合いを残している本作の方が童心に還れると思える。決して悪いことではなかろう。やっぱプールは開かなくちゃ、ヤシの木は倒れなくちゃ、なのである。荒唐無稽、物理法則無視、大いに結構。だが執事のパーカーは記憶の中よりワルだった(笑)
2022年1月27日 川崎・チネチッタにて