日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】下川裕治著 「僕はLCCでこんなふうに旅をする」(朝日文庫)

2022-02-24 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 還暦を過ぎた著者だが、相変わらずハードな旅を続けている模様。さすがにドミトリーには泊まらなくなったようだが、LCCは活用しているらしい。「こんなふうに」とタイトルにあるが、さほど「実践記」は書かれていない。実践記については著者でも他書の方が詳しいような気がした。

 本書は、旅のエキスパートが知識習得に読む本ではない。知識習得になるのは、これからLCCに乗ってみようかと考えている人たちで、それはそれで問題がない。ただし10年前の書であり、原理原則は今で大方あっているが、巻末資料は使うべきでなく、そこは著者の責任ではない。

 新型コロナ渦を経て、LCC特に国際線の旅は大きく変わるのではないか。自分は、台湾や香港へはもうLCCで良いかと思い始めていたが、密を避ける、客層が良くない(可能性が高い)エアラインは避けると言うリスク管理面で見れば、LCCは避けるべき選択肢なのかもしれない。

 2022年2月10日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】ミラクルシティ・コザ

2022-02-24 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 昔はコザ市、今は沖縄市コザ。米軍統治下の一大騒擾事件があった(1970)ことで有名な街だが、気になってはいるが行ったことはない。実は先週末、行く予定だったのを「まん防」のためキャンセルしたのだった。

 ベトナム戦争時代の活気はすっかり失われた今、無気力に生きる若者に亡くなったばかりの祖父が乗り移った!その祖父は、'70年代のコザで大人気だったロックバンドのボーカルだったのだ。50年前に連れて行かれた若者は、混乱と活気に溢れた'70年のコザで生きてゆけるのか?

 話には聞く、たいそう賑やかだった往時のコザ、その中で生きる人々の苦悩、葛藤が良く描かれ、美しい思い出なんて綺麗な話ではないことを教えてくれる。えんえん今に繋がる、そして今より酷かった米軍統治下の沖縄で生きなければならなかった人々の姿を、説教臭くなく教えてくれたように思えた。劇中随所で、昼であれ夜であれ離発着する米軍機(コザのゲート通りは、嘉手納基地)

 50年前に大人気だったバンドのメンバーが音楽監修をしたり、曲が使われたり。実は劇中の「音」に関心を持って観に行ったところがあり、ロックと言うよりメタルっぽい曲調に驚いたり色々と見ごたえがあった。うーん、やっぱり先週行きたかったな。次の沖縄行きは、コザだけピンポイントで訪ねる2泊3日にしようと思った。色々な点で、観て良かった。

 2022年2月10日 川崎・チネチッタにて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする