ニコンサロンの写真展見学の最後、ずっと「廃校」をテーマに撮ってきた作者がイレギュラーに、「開校」を撮ったもの。被写体は福島、原発事故で寂れた町の学校の統廃合の一環。校舎や開校行事を写すばかりでなく、周辺の家屋や店舗の状況なども写しているため、極めて狭い範囲ではあるがルポルタージュとなっている。最もそれは従来からのテーマでも同じかもしれない。
開校と言えば聞こえは良いが、統廃合の結果であり、しかも生徒数はかつての数百人から僅か10人。これが現実。防潮堤ができたり真っ直ぐで広い道路が造られたり古い道も整備されたり、それでも人はなかなか戻ってこない現実。昨夏走った震災遺構ツーリングの印象を思い出した。
新宿・ニコンプラザ東京 THE GALLERYにて
開校と言えば聞こえは良いが、統廃合の結果であり、しかも生徒数はかつての数百人から僅か10人。これが現実。防潮堤ができたり真っ直ぐで広い道路が造られたり古い道も整備されたり、それでも人はなかなか戻ってこない現実。昨夏走った震災遺構ツーリングの印象を思い出した。
新宿・ニコンプラザ東京 THE GALLERYにて