日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2022年1月30日 【旅行?】日蓮宗本山めぐり

2022-02-14 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 ダムカードとかマンホールカードとか、ちょっと収集欲をそそられるカードが 配布されている。これらのカードはインフラへの理解を促進する名目で作られており、無料で頂けるのだ。遠回しには利用者が負担しているわけであるが。

 茅ケ崎七福神中に日蓮宗の寺があり、そこで気になるポスターが張られているのを見てしまった。 「日蓮宗の全国五十七本山巡りキャンペーン」と言い、今年9月末までの期間限定イベント。日蓮聖人降誕800年と言う節目のイベントだから期間限定なわけだが、詣でた諸寺でプレミアムカードを頂ける、とある。ついにお寺さんでもカード配布か…しかしどうやらこのカード、寺に行けば貰えるわけではなく、御朱印(納経印)なり何なり、何かしらお布施をしなければ頂けない感じ。それはさておき。

 寺社巡りも、33とか88とか数の限られ括りで回るのが好きだ。でなければ、無尽蔵に無秩序に御朱印が増えていってしまう。その点、この企画は57と数が限られている。9月末までに回ればカードも揃う。カード不要であるなら期間は問われない。「日蓮宗全国57本山御朱印巡りセット」なる商品も発売されており、もちろん参拝の前提に欲しいところ。寺の分布をみると首都圏と静岡、近畿圏に集中しており、意外と早く回れそうな気がする。新型コロナ渦が延々と続き、当分は国内旅行に制約が続きそうな状況。ちょっとやってみたい気がする。
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【本】有吉佐和子著 「私は忘れない 改版」(新潮文庫)

2022-02-14 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 有吉佐和子と言えば「紀ノ川」、ではなく「複合汚染」なのだ自分にとっては。もしくは「華岡青洲の妻」だな。「恍惚の人」は原作飛ばしてTVドラマ観ちゃった。もう「過去の」と言いたいような作家なのに、今ごろ何で?島巡りをしていて、その情報集めをしていて引っ掛かったのだ。離島暮らしを描いたこんな作品があると。映画化もされたんだね。

 舞台は黒島、と言っても大抵の人は判るまい。ちょっと知ってて沖縄は八重山諸島(石垣島の近く)か。否、本作の黒島は鹿児島、三島村にある方。実は先の年末年始に行こうとしていたがコロナ渦での来島自粛要請のため延期、春先の再挑戦もどうやら難しい状況と、自分にとってはホットな島である。そこまで知っていて本作を借りたわけではないので、偶然なのだが。

 時は昭和30年代前半、貧しい島には2つの集落があり、歴史的に対立し普段は殆ど交流もない。密かに想いを寄せ合う若者が1組いるだけ。そこへ、東京での女優稼業に躓いた主人公がふらりと旅し、襲来する台風への対応などを通じ短い期間に集落の人々とくに子供たちと心を通わせる。帰京した彼女と島との縁は切れず、思いがけない出来事により島の人々は大いに変わってゆく…。

 この作品が発表された時、黒島の人々は怒らなかったのだろうかとまず思った。島内の対立や因習、貧しさなどを余すところなく曝け出した作品だからして。のちに映画化されたのだから、話題作となったことは疑いない。どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションか?興味深いところである。

 もし黒島に行くことができたら、島の古老に本作を憶えているか、当時どう思ったか、本当に島の状態はそうだったのか、いろいろ話を伺ってみたい。無論、現在はそのようなこと皆無なのだと信じて。
 
 2022年1月30日 茅ケ崎七福神めぐりの帰りの電車にて読了
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