日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】高桑信一著 「古道巡礼」(東京新聞出版局)

2022-03-08 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 全国あちこちの古道の訪ね歩き記。先日読んだ山本茂実著「塩の道・米の道」と比べて訪問時期が新しく、現実感を伴って読み進めることができた。

 とは言え著者(グループ)の探訪は本格的な登山・沢登りを伴うもので、相応の装備と技術と(おそらくは)体力が要求され、ちょっと古道に興味がありますレベルでは辿れない。逆に言えば古道の多くはそれくらい厳しい環境・状況にあると言うこと。よくぞこんな所を人は往き来していたものだと感じる。取り上げられた古道の多くはいわゆる街道ではなく、猟師とかゼンカイ採りとか昔の鉱夫とか、ごくごく限られた人々が行き来した道だからではあるのだが。

 本書には古道の様子以前に、そうした人々の存在や暮らしが書かれており、二重に興味深かった。

 2022年2月17日 自宅にて読了
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【映画】パイプライン

2022-03-08 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 久しぶりに韓国映画を観た。韓国内に張り巡らされた送油管(パイプライン)の幹線パイプに孔を開けて石油を盗み、大儲けを企むエリート実業家と凄腕の穴開け師と即席チーム。金儲けの野心と技術のプライドはやがて反発し、壮絶な闘いに。

 荒唐無稽なストーリーは「そんな無茶な」などと白けて観てはツマラナイ。お約束の裏切りには「そうなると思ってたよ」なんて思ってはいけない。小芝居にはクスリと笑わなければならない。シンプルに感情移入して観るのが、韓国映画を楽しむコツじゃないかと思う。熱気と言うかパワーは確かにある気がした。韓流には疎いので、出演俳優が誰なのかさっぱり判らなかったが、それでも楽しめたのだから。

 2022年2月16日 川崎・チネチッタにて
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