全国あちこちの古道の訪ね歩き記。先日読んだ山本茂実著「塩の道・米の道」と比べて訪問時期が新しく、現実感を伴って読み進めることができた。
とは言え著者(グループ)の探訪は本格的な登山・沢登りを伴うもので、相応の装備と技術と(おそらくは)体力が要求され、ちょっと古道に興味がありますレベルでは辿れない。逆に言えば古道の多くはそれくらい厳しい環境・状況にあると言うこと。よくぞこんな所を人は往き来していたものだと感じる。取り上げられた古道の多くはいわゆる街道ではなく、猟師とかゼンカイ採りとか昔の鉱夫とか、ごくごく限られた人々が行き来した道だからではあるのだが。
本書には古道の様子以前に、そうした人々の存在や暮らしが書かれており、二重に興味深かった。
2022年2月17日 自宅にて読了
とは言え著者(グループ)の探訪は本格的な登山・沢登りを伴うもので、相応の装備と技術と(おそらくは)体力が要求され、ちょっと古道に興味がありますレベルでは辿れない。逆に言えば古道の多くはそれくらい厳しい環境・状況にあると言うこと。よくぞこんな所を人は往き来していたものだと感じる。取り上げられた古道の多くはいわゆる街道ではなく、猟師とかゼンカイ採りとか昔の鉱夫とか、ごくごく限られた人々が行き来した道だからではあるのだが。
本書には古道の様子以前に、そうした人々の存在や暮らしが書かれており、二重に興味深かった。
2022年2月17日 自宅にて読了