日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】ブルーサーマル

2022-03-25 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 過去に原作(コミック)を読んでた本作が劇場アニメ化されると聞き、心配した。「採算取れないんじゃない?」って。だって舞台は大学の航空部(グライダー)だよ?誰が観るんだろうってね。

 そもそも日本では、飛行機はまだまだ身近な存在とは言えない。LCCの台頭で空の旅が身近になってきたとは言え、まだまだ(そんなことないって思うお方は、ご自身か周囲に大の航空旅行好きか飛行機マニアがいるんでしょう)。さらに、普通の人には縁のないジェネラル・アビエーション、その中でもグライダーなんて「レア中のレア」。ちなみに旅客機には1,500回近く乗り、セスナは300時間近く操縦している自分でも、グライダーはモーター(エンジン付き)グライダーに1回乗ったことがあるのみ。それくらい一般の人には縁のない世界の話を、物語の世界に引き込めるだけの作品に仕上げられたのだろうか。

 原作を知っていると、満足した部分と不満な部分と両方。満足したのは、やはりカラーの動画ならではの描写、空や雲の色、俯瞰した地上の風景。旅客機からでは遠すぎる地上も、グライダーならせいぜい高度数百m、その違いが良く判る。一方不満なのはストーリー展開、やはり時間の制約があって「語り尽くせない」部分が多く、話の展開の背景が省略されていたり、ラストへのまとめが性急すぎたり。でも、これくらいで纏めないと空への興味や知識のない人は退屈してしまうのかもしれない。

 原作者は大学の航空部出身で、上級滑空機のライセンスを持つモノホンのパイロット。その知識を活かした正確な描写はアニメでも再現され、グライダー資格を持つパイロット仲間に本作を教えたら観に行って激賞していた。空を知っている人には懐かしさを、知らない人には憧れを与えてくれる作品に仕上がったようだ。

 2022年3月8日 TOHOシネマズ川崎にて
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2022年3月6日 大人の社会科見学・大船フラワーセンター

2022-03-25 06:00:00 | ノンジャンル
 むかーしむかし、母の運転で鎌倉の知人宅に通う道すがらにあったフラワーセンター。寄り道したことあったかもしれないが記憶から消えており、たまたまラジオ(FM横浜)で何かの花が満開と言う情報を聴き、行ってみることにした。たまにはクルマで出かけましょ。

 パット見は大きくないように見えた園内だが、入園してちまちまと花を愛でつつ進むと意外にも(失礼)見ごたえがある。温室ではブーゲンビレア(写真)ほか鮮やかな色合いの花が咲き誇り、花だけでなく興味深い植物の展示も多々。その一方で色々な野鳥の声が聞こえる。目視で観察できただけでジョウビタキ、ヒガラ?キジバト、ドバト、ヒヨドリ、ムクドリ…もう少し、植物も鳥も覚えたいもので。

 外庭は梅並木が盛り。そして当園オリジナルの玉縄桜も咲き始め、この週末は夜間開園&ライトアップ。芝生広場もあり、子連れがいっぱい。遠出しなくとも、近くでこんな寛げる場所があるのは良いね。駐車場が時間制有料のコインパーキングなのはイマイチだが。

 久々に訪問の期待に見事に応えて貰い、満足して帰途に就いた。
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