日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

野田 隆 「ドイツ鉄道旅物語」(知恵の森文庫)

2007-10-24 07:07:42 | 本・映画・展覧会
 ここ数年、ヨーロッパの鉄道に乗る機会が多い。と言っても年に2回くらい、それを多いと言うのはおこがましいか。各国の列車は直通運転していても車両、駅、乗務員など、鉄道システムを構成する要素一つ一つに違いがあるのは当然。そうした中で「好み」の国が出てくるのも当然であろう。

 ドイツの鉄道「DB」は今のところ最も好みと言って良いかも。「ICE」カラーのシンプル&クリーンな車両、食堂車へのこだわり、運転系統の複雑な路線網(フランスも鉄道大国だがパリ放射状のネットワークがメインで比較的簡単)、行き止まり式ターミナルの風情、山あり川あり草原ありの沿線、あまり愛想ないけど親切な車掌、、、運行に関しては、意外にもピタリ正確ではないんだけど。

 そうしたドイツの鉄道の構成要素を素敵なイラスト(横溝英一)と共に散りばめ、実際の乗車体験と共に歴史上のエピソードなんかも紹介しちゃう本書は、現地経験ある人なら共感を、行った事ない人には誘いを与えてくれる。ビールとソーセージでも頂きながら読むとなお良いと思いますよ(笑)。

 2007年10月18日 通勤電車の車中にて読了


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2007年10月18日 恵比寿 「吉兆」

2007-10-23 23:01:48 | 食べ物・飲み物
 順番が逆になるが、今日は写真展を観に行く前にラーメンを食べたのであった。出張先の秋葉原から地下鉄で直行したので、そちらの出口付近でラーメン屋を探す。恵比寿は「激戦区」なので、候補は何軒もある。

 ココはどうかなと迷いつつ、あまりウロウロしてる余裕もないのでそのうちの一軒に入った。なんだかパチンコ屋みたいな名前だ。メニューを見ると中華系定食も多数、ちょっと後悔。ふだんラーメンは専門店でしか食べないのだ。気分で「野菜味噌」を頼む。

 …ウマイじゃないですか。炒めてある野菜がたっぷり、味噌もしっかり。うっすら脂が膜を引くあたり、久々に札幌系キタ━(゜∀゜)━!!!!!って感じがする。これでもうほんの少し麺が太くて黄色かったらなぁ。御飯が欲しい。スープ啜りたい。ガマンガマン。実際には結構ボリュームがあり、十分お腹いっぱいになりました。

 写真展とラーメン、1回で二度オイシイ恵比寿なのであった。
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(写真展) JPA展

2007-10-23 06:38:51 | 本・映画・展覧会
 今日は写真展のハシゴ。と言っても場所は変わらず、同じ建物の違うフロア…先週の「昭和」も合わせて3連荘も出来たんだけど、さすがに消化不良になりそうだったので。

 JPA(JAPAN PHOTOGRAPHERS ASSOCIATION)=日本写真作家協会、だそうだ。「写真家」じゃなく「写真作家」としている辺り、素直じゃないのか矜持なのか…その公募展の入選作品展である。入場無料に釣られて入ったのだが、なかなかどうして見ごたえ十分。

 興味のあるテーマ/ないテーマあるけど、とにかく点数が多い。好きなのだけ見ても問題なし。折角なのでちょっと見はキョーミない感じの画もしげしげ見て回りました…でもやっぱりコラージュとか特殊加工したのを「写真展」に飾るのは抵抗があるなぁ。せいぜいカラーフィルターとかその程度。ではそれ以上に加工したのはどういう機会に発表すれば良いかと問われると、回答に困ってしまうんだけど。

 今日はハシゴの2件とも見ごたえのある展示で、来た甲斐あったと心底思えた。

 2007年10月18日 東京都写真美術館にて鑑賞
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(写真展) 熊野 雪 桜(鈴木理策)

2007-10-22 23:16:57 | 本・映画・展覧会
 「チケットショップやふおく」で落札したのは、3種類の展示会のセットだった。うち1枚は期間中に行けず紙くずに(泣)。「昭和」のあと最後の1枚が、案内は見たが特に行く気のなかった写真展のものだった。。。が、何が幸いするか分からない。鈴木理策という写真家については名前を聞いたことすらないし、「熊野 雪 桜」という題材に心惹かれるものでもなかったのだが。

 会場に入る。カラーで、熊野の自然風景が広がる。緑、水、岩。風景写真は大好きなので、色合い、構図、ピントの置き場所などまで気にしてしまう。気のせいか、女性の参観者が多い。

 「熊野」をテーマのエリアの次は暗く狭い通路、そこには那智の火祭りだろうか、暗闇に篝る火と人々が踊る。見ている自分にまで火の粉が降りかかりそうな迫力、補助光なしのためブレてる写真もあるが、それがかえって迫力を増してもいる。

 その通路を抜けると眩いほど真っ白な展示場、壁と床の境目すら無いような強烈な白。「雪」をテーマにした写真は、時には壁と一体化して消えてしまうかのように。ふと既視感に襲われる。どこだっけ?なんだっけ?そうだ、このあいだ行った直島(香川)の地中美術館だ。あそこのモネの部屋。

 自分が写真を撮るとして、何を選んでどのように撮るのか、どうしてそう撮るのか、考えるのは疲れそうだけど真剣に対峙して撮りたいよな。そう思った展示会だった。

 2007年10月18日 東京都写真美術館にて鑑賞
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鎌田 慧 「大空港25時間」(草思社)

2007-10-21 23:09:56 | 本・映画・展覧会
 他の本を読んだ感想にこの本を読んでみたいといったら早速貸していただいた。ありがとうございました>貸本屋ひつま堂サマ

 一般に「お空の仕事」と言えばすぐに想起されるのはキャプテンにスッチー。でもそれだけじゃ飛行機は飛ばない。自社側だけでも整備、清掃、貨物、ディスパッチ、グランドホステス…さらに営業や法務等々、キリがない。一方空港側もパッと目に付くだけでも税関、入管、検疫。忘れちゃいけない管制官。。。

 ヒコーキ好きで色々なことに興味のある人は読んでみると良い。胸躍る大空の物語を期待するとがっかりする。あまり暗い話は無いが、華やかさとは無縁に黙々と従事している人の貴重な存在を知ることが出来る。それが仕事なんだよって言ってしまえばそれまでだけど。

 1996年初版の本なので、その後の航空業界の雇用構造の変化は反映されていない。華やかに見えるクルーも乗務はキツくなってるようだし、グランドスタッフは子会社化で賃金切り下げが進んだ(要求レベルは変わらないのにね)。現場の方から聞いた話と比べ、本書の内容にちょっとの違和感があるのは仕方ない。でも「安全に・正確に・快適に」を追求する仕事のスタンスは今も変わってはいないでしょう。

 表紙の成田空港ランプの写真も懐かしい面々。旧旧塗装のJA8163,JA8149,JA8535,JA8052(DC-8だ!)、UAのL-1011(!)、スイスエアの747-300。ランプ車(これまた灰+白の旧塗装)にファーゴが居るのも見逃せない(笑)。

 2007年10月17日 自宅にて読了
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2007年10月17日 気になるあいつ(ケータイ)

2007-10-19 04:34:37 | 各種物欲
 今のケータイを使い始めて2年。スペックにさしたる不満はなく(miniSDとの相性なのかケータイオーディオが使えないが…)電池の持ちも週一、二回の充電で済むほどには良い。唯一気になるのがサブディスプレイのキズ、扱い方の問題なのだがけっこう気になる。

 とは言え買い替えが必要なほど致命的なトラブルではなく、何よりも(この機種が出た時のように)買い替えたい!と思わせる製品がない。ワンセグ?見ないから要らない。メールとカメラ、それにFelica内蔵であれば後は軽いほど良い(理想は110g未満)。まぁFMラジオくらいはあると旅先で便利かな?

 そういうワケで、どんな機種でも24ヶ月以上利用後の買い替えは「底値」になっちゃうのだが、まだ暫くはこのままかなぁと思っていたら、ちょっと気になる製品が出そうである。それは「INFOBAR 2」。
(詳細はhttp://www.au.kddi.com/au_design_project/)

 これは良さそうだなー。最近めっきり見ない「タテ型ケータイ」だし。もし買ったらいつ以来かな?521Gかな?初代「バー」にも一寸惹かれたんだけど、内容的に貧弱だったんだよね…今度のはその点もクリヤしてる。発売いつかなー?原宿まで見に行っちゃおうかなー?「冬茄子でたら欲しいモノ」にリストアップしちゃいそうだ。
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牛山隆信 「もっと秘境駅へ行こう!」(小学館文庫)

2007-10-18 21:09:28 | 本・映画・展覧会
 世の中、好評な作品のパート2は大変だ。読み手(映画なら観客)は前作よりさらに磨きぬかれたもの、より味わいのあるものを要求する。いやそんなつもりは無いと言っても自然にそうなる。発信者には相応のプレッシャーがかかるだろう。

 「秘境駅」と言う鉄道趣味における新ジャンルを世に知らしめた(?)前作、そのパワーアップ版と言えるかもしれないが、その「パワーアップ」の方向は「より辺鄙な、より寂れた」場所ではない。著者自身も、解説にも書いてあるが、そういう駅を通じて過去のその集落の興亡や人々の営みにまで想いを巡らせ、(直接の関係は何もないだろうが)愛しく慈しむ、そういう方向になっている。人として真っ当な方向に向かっているようだ。

 きっとそれは、旅行経験を積んだことによる(辺りを見回す)余裕が出ただけでなく、著者が多少なりとも歳をとり、家族を持ち、転勤と言うイベントを経たりした人生そのものの経験値が上がったことによるものなのだろうなぁ。

 そうした目で我が身を振り返った時、己の価値観や行動パターンは歳と共に変化してきているだろうか?人として真っ当な方向に向かっているだろうか?識者の意見を待ちたい(笑)。

 2007年10月16日 自宅にて読了
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2007年10月16日 バンビ時計バンド(?)

2007-10-18 06:33:25 | 各種物欲
 普段は腕時計をしない。この時点でビジネスマン失格(笑)。

 では旅行に行く時はするかと言うと、国内では忘れることも多い(汗)。でもケータイを持っているので飛行機のなか以外は何とかなる。

 さすがに海外は忘れない…ようにしている(爆)。長丁場だと忘れないが週末のアジア行きだと忘れることもある。そりゃもうドキドキ。どうするかって、現地で使えないケータイの電源を入れて持ち歩くのである(時刻の設定変更を忘れずに)。

 手持ちの腕時計も殆ど無くなった…ひところはSWATCHを5,6本持っていたのだけ。今のお気に入りは香港で買ったTIMEX(古いブランドだね)、同時表示ではないがDUALタイムなので時差のある場所へ行くのに便利。アラームも早起きして乗り物に乗るのに欠かせない。

 その時計のベルト(バンドとどっちが良い呼び方かな?)がダメになった。縫い糸がほつれて止め具とバラバラに…替えベルトなんてどこで売ってるんだろうと思ったら何のことはない、ヨドバシにありました。ボディの茶色に合わせかつ全部革ってタイプじゃなくて…イイ感じのを発見。幅19mmの所に20mmのを押し込んで(19mmって品数少ない)、かえってシッカリして良い感じかも?

 こうやってベルト替えた途端に本体が動かなくなる、なんて良くある話なので、そうならないことを願うばかり。ちなみに本当にバンビ製だったかは見忘れました。交換無料、ケースもその場で廃棄して貰ったので。
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ベック・ウェザーズ、ステファン・ミショー 「零下51度からの生還」(光文社文庫)

2007-10-17 21:41:04 | 本・映画・展覧会
 海や山、大自然界での遭難から生き延びた、或いは健闘むなしく消え去った人々の物語は多い。そこに人間の知恵と勇気と時には愛と、そして偉大な大自然の脅威を感じることができるから、この手の本は読んで飽きない。できうればこの平凡な中年男にも何らかの力を。。。

 そんなジャンルの一冊だと思って読み始めると、実は本書のキモはそこになかった。前半はタイトル通り、エベレスト(チョモランマ)公募登山隊に参加し一度は死にかかった著者が、奇跡的に生還し地表に戻るまでのストーリー。これはこれで読み応えがある。「八甲田山」や「南極スコット隊」とも違う、暴風雪との闘い。実はこの時の遭難で、日本人女性クライマーの難波康子さんが亡くなっている。そして彼女の最期の時に隣に居たのが著者だったと言う。

 そうした「遭難記」が終わり、時代を遡り著者の生い立ちから辿られる後半こそが興味深く、同時に不快感を覚える。なぜか。あまりに身勝手なその姿に。赤裸々に告白する姿は潔いとも言えるが、同時に言い訳しているようで良い感じはしない。「奇跡の生還」で身体はボロボロになりながらも心はすっかり変わったらしいが。。。もっとも、著者の奥さんも奥さんだなぁと思わずにいられない。この本は登山記、冒険記ではなく夫婦記・家族物語として読むべきだ。積木くずし、くずしたのはお父さん。いや、この家庭はもともと積まれていなかったのかも…

 私の父の仕事仲間で、山好きの人が居た。その人が言った「僕はね、雪山賛歌って歌が嫌いなんだ。『俺たちゃ町には住めないからに~』なんて、町にも住めない=社会のルールを守れない奴等はまして山になんか来ちゃダメなんだよ!」という言葉を数十年ぶりに思い出した。

 2007年10月15日 夕食の食堂にて読了
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2007年10月15日 いたずらかごちそうか(ドアノブ)

2007-10-17 07:30:22 | 各種物欲
 灰色の生活を少しでも明るいものにしようと(笑)、ハロウィンの飾り付けを買ってドアノブに吊るしてみた。本当はリースのが欲しかったんだけど2000円以上するんよ…ワンコインでお釣りの来る方に流れた俺を誰が笑うことができよう?

 間違っても近所の餓鬼とか訪ねて来ることはないだろうが…ちょっとドキドキするね!

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