船橋洋一著 「通貨烈烈」(朝日文庫)

　いわゆる「プラザ合意」以降の、世界主要数カ国の通貨外交(為替政策)を追った充実の書。文庫版で500ページ、読み終えて最初の感想は「はー、疲れた」。

　為替政策は対外国の話だけでなく、それによる国内製造業への影響、ひいては政権維持などにも関わってくるので、外交上の論理と国内の論理との妥協点を見出すことが必要ということが、本書では痛いほど分かる。分かるといっても為替と言えば旅行費用の決済、金利と言えば銀行の普通預金くらいしか縁がないので、読みながら理屈を思い返すのに手間のかかること。ちょっと読んでは少し戻り、365歩のマーチ状態で何とか最後まで辿り着いた。新聞読んで何となくおっかけてた事、掘り下げると知ってることなんて何一つなかったみたいだ。

　本書を読むと、国際会議の舞台で影の薄い印象のある日本代表(含む首相)が時には強硬に主張し、時には提案をしているようである。日本国民としては喜ばしいが、本当かなぁ？(政府を、日銀をなめるなと言われそうだ)。その一方でアメリカの厚かましさが目立つ。これは全く驚きに値しない。あいつら何時でもそうなんだろう！

　それにしても20年ほど前は1ドル150円とか言ってたんだね。この本の各章には物語の各時点での主要通貨レートが記されているのだが、それを追ってゆくだけでも新鮮な驚きであった。やはり仕事じゃないからか、レートなんて全然覚えていないもんだな。

　2008年6月15日　ひのはらYHにて読了

2008年6月15日 やっぱり奥多摩は遠い！

　さすが奥多摩、夜は涼しかった…おかげでグッスリ眠れました。が、早朝に出てゆく登山客と見送るマネージャーの声が筒抜け。宿の構造上、反響した音が増幅されて？上がってくる。ここ、早起き鳥か神経の図太い人でないと泊まれませんな。ここのYHで唯一、残念な点でした。

　朝、マネージャーに連れられて行った神戸(かのと)岩。要は岩戸。北秋川の渓流が切り立った一対の岩壁の間を流れており、澄み切った水でちょっと水遊びもできますが冷たいゾ～(写真)。そこへ上がってゆく鋸山林道は、山越えで奥多摩湖方面へ抜けられるとの事、てっきりチェーンかゲートで封鎖されていると思ったのに、それではと山越えしてゆく。

　ごく短い(数十ｍ)だけ路面が荒れてる他は完全舗装。たまに開ける視界の先は緑まだ緑、ここは本当に東京都かと思うような。綺麗な水に静かな絶景、爽やかな山風。コーヒーセットを積んでこなかった事を後悔。バイクツーリングの方が楽しいかも？＞JC06な方

　クルマを進め、R411に出たところで奥多摩湖へ。毎月「東京旧車会」なるメーカー不問のミーティングをやってるそうで行ったのですが終了時刻を過ぎ、ほとんどが帰ってしまっており残念。本会に関係あるのかどうか、デ・トマソ・パンテーラが居たのが眼福かな(笑)。R411～R16と走り、友人と会って用足しをして帰宅したらもう夕方でした。寄り道のせいもあるんだけど、奥多摩って本当に遠いのねん…

2008年6月14日 狭山じゃなイーグル！

　朝、起きてネットみてたら何だか画面が揺れる。おかしいな？昨日はそこまで飲んでいない筈だが…壁に架けたカレンダーも揺れてました。地震かぁ。ユラユラ、ユラユラ、随分長いことゆっくりと揺れるから遠いんだろうなと思ったら岩手で震度６だって！

　今日は東京メトロ副都心線の開業です。休みなので行こうと思えば行けますが、混んでるだろうから行きません。どうせ地下を走るんだし、会社帰りにでも行ってみようかなと。

　とは言えどこにも出かけないのは癪なので、ちょっとドライブして。いやホント、都内の奥の方ってウチからだとドライブなんですってば。渋滞ってほど混んではいないんだけど中々距離が稼げません。都内まで入って一気に首都高から回った方が早かったよたぶん…ナビよ従わなくてゴメン。

　埼玉の狭山に(ひところ)懇意にしていたクルマ屋があって、そこが羽村市に移転したと言うので行ってみた。まだ今月からなので全然整っておらず、ただクルマが置いてあるだけの雰囲気…スタッフも前のトコと共通性はなく、先行き心配なれど何とか「いすゞ屋」の灯を点し続けてくれんかなーと身勝手に思ってみたり。

　さらに山の方へ走り、今宵の宿に着いたのでありました。さすがにヒンヤリ、夜は窓を閉めないと寒いほど。

　ひのはらYH泊

軒上 泊著 「君よ 日に新たなれ」(中央公論社)

　本書のサブタイトルは「鉄路を走り続けた男 佐伯勇伝」である。言わずと知れた、近鉄を一大コンツェルンに育て上げた人物。東急の五島、阪急の小林と比べてどうか？そういう観点で本書を読むのは流れとして当然であろう。

正直いって近鉄は殆ど知らない。乗ったこともあまりない。おかげで「未乗車区間」はトップ、いまや我がのりつぶし最大の難敵なのだ。なんで紀伊半島を縦断して広範に無秩序に(と見える)路線網が広がるのか。そのわけ、他社を吸収していった経緯の一端を本書で窺い知ることができた。多角経営の過程も少しは分かった。

　でもやはり、メインは鉄道。人々の心を明るくしたビスタカーには胸が熱くなる。風水害を逆手にとった改軌工事など、うならずにはいられない。それらは運という一文字で言い表されるものでなく、常に鉄道を、事業を考えていた人だからこそ為し得たと素直に感心できる。なんか「強盗慶太」に比べ、イヤミな感じを受けないんだよね(もちろん実際は知らない)。

　近鉄の未乗区間、残り約230km(45%)。乗りに行く時は、偉大な経営者とこの本を思い出しながらいこう。

　2008年6月12日　自宅にて読了

2008年6月13日 思い新たに

　今日はお客様との懇親会。半年に一度のことだけど、今日は特別。なぜって、５年前の今日、お付き合いのきっかけとなるプレゼンをしたから。やっと５年、たった５年。蒙御免？いえいえとんでもない。

　当時とはだいぶメンバーも入れ替わってしまったけど、これからもお付き合いを続けてゆきたいものです。最近、自部門の業務の先行きに不安を覚えることしきりなので余計にそう思うのかも。

　しかし、全然飲めなくなったなー。

2008年6月12日 やる意味あんの？

　会社でTOEICの申込をやってて、(また)受けろと上に指導されたのでキッパリ断った(笑)。どうせ英語の仕事も出張も回ってこないし、とりあえず最低ラインはクリアしてるんだし。ウチの部署は満足に英語の勉強をしたことのないアタクシがTOEIC最高スコアを取ると言う、極めて日本語社会な集団なのです。それでいーのか？それでいーのだ！

　ファーストフードやファミレスな業界で「名ばかり店長」が問題になってて、それじゃ企業の「自主活動」ってどうなのよと思ってたら自動車業界での「QCサークル」活動が槍玉に上がった。さもありなん。自主活動も自己啓発も否定しないが、それを評価に入れた途端に強制的な色合いを帯びるから。普通は評価に関わるって言われればイヤイヤでもやりますからね。

　休日の受験に対し「自己啓発だから」何の手当ても出ないことを20年前から疑問に思っていたのだけど、今後少しは風向き変わるんだろうか？例えば代休くれるとか…でも仕事に必要な知識を帰りに本屋寄って立ち読みしたら、その分を勤務時間に参入して、なんて始まると、それはそれで面倒だな。

　こうして杓子定規にオン/オフの区別をつけるって思うことは、自分自身オン(仕事)に対する情熱が無いことを如実に表してる気がする。だって仮に航空や鉄道の構造やシステムについて仕事上必要だから勉強しとけって言われれば、それはもう寝食忘れて…は大袈裟だけど…頑張っちゃいそうだモンね(笑)。

　本当に必要なら自分できちんと準備(勉強)するのがプロフェッショナル、か。

2008年6月11日 老いる好漢とオイル交換

　先週のイベントに借りたタープテントやらチェアやら返しに朋友んトコへ行こうとしたら…疲労でダウソ中。寄る年波ってヤツかねぇ。いや、同世代なんだけど、やはり個人差と言うのは大きくて。やっぱり「がんまじーてーぴー」の差ですか。お大事に寝。　

　ってことで老いる好漢宅へは行かずオイル交換に行きましたｗ。毎回ブランドを変えて入れているのだけど、今回もそう。在庫処分でチョイ安く出てたのに飛びついちゃう浅ましさ。Castrol GTD-D,15W-40。前がDiesel Sports(最近名前がGTX-D に変わったんだわ)だったので１ランクダウソか。まぁいい。これからの季節、高速道路を長時間巡航する事の多い身としては上が40番欲しいから。　

　交換インプレッションを得るべく、オイル交換した「超自動後退」を出ていつもの「ひと回り」コースへ。ちょっと馴染ませたらとても良い感じ。すごく静かになりましたね。前のオイルで4000km乗っちゃったってのもあるんだけど、２年前のエルフ15W-40も好印象だったし、古いエンジンなんで40番の方が合ってるのかな。夏以外は大抵10W-30(純正指定)なんですがね。　

　ガラ空きの大黒パーキングで缶コーヒー飲んで帰ってきましたよ。次はMagnatec Dieselの10W-40かな。早く試してみたいな。でもオイル交換のために距離走るんじゃ本末転倒だ(笑)。　

追伸
　店が持ち込みお断り(フィルタはOK)なのでお勧めの「ケンドール(Kendall)」購入止めました。自分で交換出来ないヘタレで済みません＞Koheiさん

2008年6月11日 大井町「蕾」

　夕刻に客先を訪問し、直帰なんだけど駅に向かわず違う方向にブラブラ歩いてたらラーメン屋発見。そう言えば大井町界隈ってあまりラーメン屋さんが無いんだよナと思い、夕食とする。

　看板からしてデッカク「豚骨醤油」と書いてあるので、どんなものか頼んでみる。豚骨と言うと無条件に博多ラーメンの方向を期待しちゃうのがイケナイね…運ばれて来たのは全然ちがう方向性を持った一杯だった(^^;

　ちょっと家系っぽい？脂が少なめなのが嬉しい。麺がやや太めなのが嬉しい。ネギが緑色なのが嬉しい。味に妙なクセがないのは強みでもあり弱みでもある。駅からさほど遠くはないがすぐに分かる場所ではなく、客足が心配だが頑張って欲しいな。

2008年6月10日 夏茄子収穫

　今年も夏茄子が収穫時期を迎えました。

　今年の作況は「やや良」です。「畑」が変わったので当然かもしれませんが、この冬は厳しさが早くも予想されており、喜びも中くらいかな梅雨の空、といった所でしょうか。

　夜は、新しく加わった外注さんの歓迎会。ここ数年間で初めて、課員全員が揃いました。めでたい。何だか妙な盛り上がりを見せていたのは、普段なんとなく重苦しい(≠忙しい)雰囲気で仕事をしている反動なのでしょうか。ちょっと不憫かつ責任を感じちゃったりしますね。

　で、茄子の使い道ですが、夏の旅行と車の中レストア？で消えそうです。とほほ～

2008年6月9日 脱力

　昨日は帰りに仮眠しちゃったりして、帰宅は1時。その前夜もバンガロー泊で下が硬くて寝辛かったこともあって、ちょっと睡眠不足気味。後片付けもあり、今日は休みたかった…けど会議…金曜も休んだんだし…寝言いってないで放心状態で頑張ります、ハイ。

　しばらく大きなイベントも飲み会の予定もなし。夏の旅行まで地道に、近場中心に活動しますか…あれ？浅草で穴子とかって話ありませんでしたっけ…どこかでシンガポール飯だっけな…