「ガールズ」物の嚆矢は(と言うほど多種多様な本が出てるわけではない?)「新幹線ガールズ」ではないかと思うが、あちら(読んでない…借りよう)の舞台が高速で日本の大動脈をカッ飛んでゆく「日本の看板列車」なのに対し、いち地方の1両か2両でカタコト走る「ローカル電車」を活躍の場とする女性たちの物語。ルポスタイルでなく、そこで活躍するメンバー自身が書いている。
正直、内容は他愛ない。それまでの仕事と全く違った分野で働く難しさ、人とのコミュニケーションの苦労、「仕事の範囲」に関する戸惑い。「スッチーの裏話」的な本よりもピュアな印象を受けるのは、内容が仕事関連に限られ、でも職場の人間関係のトラブルが無く、数多くの乗務中のエピソードが披露されているからかな。
他愛ない物語でも仕事に誇りを感じ、職場と乗客、そして沿線の風土を愛する様子がひしひしと伝わってくる本書を読めば、「そんじゃちょっくら福井(舞台は元京福の「えちぜん鉄道」である)まで行ってみようか」と言う気になるだろう。同じく福井にはもう一つ、福井鉄道と言う味のある電車路線もある。こちらも合わせてどうぞ。
2008年5月31日 自宅にて読了
正直、内容は他愛ない。それまでの仕事と全く違った分野で働く難しさ、人とのコミュニケーションの苦労、「仕事の範囲」に関する戸惑い。「スッチーの裏話」的な本よりもピュアな印象を受けるのは、内容が仕事関連に限られ、でも職場の人間関係のトラブルが無く、数多くの乗務中のエピソードが披露されているからかな。
他愛ない物語でも仕事に誇りを感じ、職場と乗客、そして沿線の風土を愛する様子がひしひしと伝わってくる本書を読めば、「そんじゃちょっくら福井(舞台は元京福の「えちぜん鉄道」である)まで行ってみようか」と言う気になるだろう。同じく福井にはもう一つ、福井鉄道と言う味のある電車路線もある。こちらも合わせてどうぞ。
2008年5月31日 自宅にて読了