サブタイトルは「フリーター生産工場としての大学院」である。
本書は、「大学院は出たけれど」と言う可哀相な人々、いや「大学院には入ったけれど(出られない)」人々の姿をも描いている。著者自身、そうしたワーキング・プアな人々の一員だったと言うことである。うーん、大学院生ってラクじゃないのかぁ。ちょっと誤解してたかな?いや、誤解してたのは大学院で学ぶことではなくその後の就職状況についてか。
一部の企業内に「学閥」があることは公然の事実だと思うし、学校にも「出身校閥」だけでなく「出身研究室閥」があると聞かされても何ら驚きはしない。ただ事実をこれでもかと書かれると大学って職場も何だかなぁと思う。文部科学省の「大学院生増産計画」のカラクリ解説は、真偽は不明にしろ面白い。事実だとすればいかにも役人が考えそうな悪知恵だとなぁ…
ところで、学究の道を断念し一般企業に転進しようとする大学院生がなかなか就職できない、彼等は世間に思われているほど「使いづらく」ない、研究室と言うミニ社会で「ソーシャル・スキル」は磨かれていると言うくだりがあるのだが、ここは「そうかなぁ?」です…ウチの人事に目利きが居ないだけかもしれないが(爆)
一時期、社会人大学院に行きたいと思っていたことがある。職場から行きたい大学院まで時間がかかり、かつ残業の多い時代だったので行けなかったのだが…ま、この本の中身とは時代が違う、状況が違う。いま思っても行きたかったなぁ。
2010年5月19日 自宅にて読了
本書は、「大学院は出たけれど」と言う可哀相な人々、いや「大学院には入ったけれど(出られない)」人々の姿をも描いている。著者自身、そうしたワーキング・プアな人々の一員だったと言うことである。うーん、大学院生ってラクじゃないのかぁ。ちょっと誤解してたかな?いや、誤解してたのは大学院で学ぶことではなくその後の就職状況についてか。
一部の企業内に「学閥」があることは公然の事実だと思うし、学校にも「出身校閥」だけでなく「出身研究室閥」があると聞かされても何ら驚きはしない。ただ事実をこれでもかと書かれると大学って職場も何だかなぁと思う。文部科学省の「大学院生増産計画」のカラクリ解説は、真偽は不明にしろ面白い。事実だとすればいかにも役人が考えそうな悪知恵だとなぁ…
ところで、学究の道を断念し一般企業に転進しようとする大学院生がなかなか就職できない、彼等は世間に思われているほど「使いづらく」ない、研究室と言うミニ社会で「ソーシャル・スキル」は磨かれていると言うくだりがあるのだが、ここは「そうかなぁ?」です…ウチの人事に目利きが居ないだけかもしれないが(爆)
一時期、社会人大学院に行きたいと思っていたことがある。職場から行きたい大学院まで時間がかかり、かつ残業の多い時代だったので行けなかったのだが…ま、この本の中身とは時代が違う、状況が違う。いま思っても行きたかったなぁ。
2010年5月19日 自宅にて読了