3月に久しぶりにJALのビジネスクラスに乗ったらヘッドホンのモデルが変わっており、チープになったようで気になっておりました。そしてGW旅行で自前のノイズキャンセルイヤホンを断線させてしまったので買い替えました。双方が変わったところで今日またJALビジネスクラスに乗ったので、
1年半ぶりに聴き比べをしてみました。
(右)機内品:(オーバーヘッドタイプ)SONY MDR-5760
(左)自前品:Taotronics
TT-EP002(インナータイプ、航空機用2極プラグは別途準備))
レファレンス:機内オーディオプログラムよりセレクト
(1)David Sanborn "Georgia on My Mind"
(2)The Great Jazz Trio "A Night in Tunisia"
(3)古澤巌 "Mr.Lonely"
(4)AKB48 「365日の紙飛行機」
(5)松任谷由美 「ひこうき雲」
うーん、今月のプログラムはイマイチでした…
まず装着感ですが、JAL搭載品はオーバーヘッドタイプ、長時間聴くにはこの方が疲れないのかもしれませんが、普段インナータイプを使っているためボリュームを上げないと聴き辛く感じました。
次にノイズキャンセリングの機器、どちらもスイッチがあり入れると周りの音がスッと消えます。JAL搭載品はそれでも周囲がザワついてる感じが残りましたがインナータイプはさすが。尤も先代のPolkの方がもっとインパクトあった気がします。
そして音質ですが、高音は百歩譲ったとして、JAL搭載品は低音がダメです。 "A Night in Tunisia"や「365日の紙飛行機」ではイイ感じのドラムが入っているのですが、スネアもタッチが聴こえる程度、バスドラムは殆ど聴こえて来ず残念。
最後に音場ですが、これはタイプの違いによるものでJAL搭載品はアタマの上で聴こえ、自前のはアタマの中で形成されると書いたらイメージできるのでしょうか?これは優劣と言うより好みの問題かと思います。
オーバーヘッドタイプとインナータイプの違いによる部分が大きかったのかもしれませんが、トータルでは持ち込んだ自前品の圧勝でした。だから、ネットオークションに機内から持ち帰ったかもしれない本品(SONY)が出ていても手を出さない方が良いと思います、色んな意味で。
ちなみに搭載品同士を比べてみると、先代のPanasonic RP-HC150の方がしっかり被れて良かった気がします。アメリカン航空だったかな?ビジネスクラスでBOSEを借りられました。JALももう少し良い物(それが日本製ならなお良い)を搭載して欲しいものです。