日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】藤井厳喜著 「アングラマネー タックスヘイブンから見た世界経済入門」(幻冬舎新書)

2019-01-09 20:50:43 | 本・映画・展覧会
 長期の旅行はなるべく未訪問の国へ行こうと思っており、この年越しもそのつもり。行き先には「ペーパーカンパニー」で名高い国も含まれており、そちら関係の本も読んでおくことにした。それで街並みを見る目が変わる?さあどうなんでしょう。

 本書はペーパーカンパニーと言うかアングラマネーのロンダリングやいちおう合法な節税先として有名な国々や、そうした「道義的脱税」の手法について解説している。まあ良く考えるものだ。幾ら手口を教えられても自分には利用する資産がないのだが。

 それでも近年では多くの国で財政悪化を食い止める手段の一つとして海外に流出している不払い税金を徴収しようと、この手の抜け道を塞ごうとしているようだし、少しではあるが事態は是正されているものと思いたい。アマゾンとか、グーグルとか、実質ほとんど法人税を納めていない巨大企業をどんどん締め上げて本来の国へ税金を吐き出させて欲しいと思わない人間はいないんじゃないかな?

 2018年12月11日 通勤電車にて読了
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2018年12月13日 【エセ善人】断捨離のお手伝い

2019-01-09 06:38:48 | エセ善人ねた
 会社OBの家へ行き、片付けで出た不用品を引き取ってきた。処分は一任され、売れるものがあればオークションで処分すればそっくり小遣いになるが、あいにくそのような物はない。これまでにも何回かお手伝いしており、やはり一度では処分しきれないものだと改めて思う。

 在職時に世話になった方でもあり、処分まで自分でやってこそですよと断るのも申し訳ない。そして、自分では捨てる決断はできないけれど、処分を任せた他人が自分の目の届かないところで廃棄するのであれば心も痛まないという心境はとても良く解る。なのでお手伝いするのだ。

 お預かりしたのは雑誌や書籍が高さ30cm分、その他アマチュア無線関係のジャンクやケーブルなどが大ゴミ袋二つ分。最初を思えば可愛い量だった。車で出かけたので帰りに久しぶりに立ち寄り湯に行って温まった。館内に岡本太郎の作品があったが、真贋を問うのは野暮と言うものだろう(写真)。
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2018年12月12日 ユニットバス補修

2019-01-08 20:27:24 | ノンジャンル
 築30年あまりの拙宅、ユニットバスも劣化が進みパネルの繋ぎ目が錆びてきた。ビニールフィルムでコーティングされているため錆びた水が流れることはないが、見栄えはよろしくない。たまたま大家さんと会った折にそのことを話したら、機嫌が良かったのか修理しましょうと言って下さった。やったね!

 業者の下見を経て当日。補修だけでなくユニットバス全体のクリーニングも手配いただけたのは大変ありがたい…が、ユニットそっくり交換と思っていたのでアレ?でもある。リップサービスかもしれないが「30年使っているとは思えないほど綺麗に維持されている」と言われ、時々でも掃除しておいて良かったと思った。

 では錆びた部分を切り取り新しいパネルを貼るのかと思ったらそうでもなく、単に錆びている部分の上に白いプラスチックのパネル(帯板)を貼るだけ、根本的解決にはなっていない。もちろんコーキングはしっかりされているので大丈夫だと言うのだが…。

 見違えるほど、ではないが何となく綺麗になり、見栄えも良くなったので良かったことには違いない。これで年末の大掃除をする必要がなくなった(笑)。
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【本】上杉 忍著 「アメリカ黒人の歴史 奴隷貿易からオバマ大統領まで」(中公新書)

2019-01-08 06:16:56 | 本・映画・展覧会
 年越しはカリブ方面へ行くのだが、帰りにアメリカ南部で1日過ごす予定。アメリカ南部と言えば奴隷制度を忘れてはならないという理由で本書を選び読んでみた。

 タイトルの通りの内容なのだが、まあひどい仕打ちが延々と続いたことに驚き呆れ憤らせられる。ヨーロッパ諸国の植民地政策もたいがいだが、奴隷制度も大差ない。アメリカ合衆国の建国は先住民の犠牲の上に成り立ち、経済的繁栄は無数の奴隷の使役と虐殺の上に成り立つということか。こういう国々がよく他国を批判できたものだ。

 オバマ大統領がホワイトハウスを去って数年、最近のアメリカは表面的には黒人より中南米から流入するヒスパニックに差別や排除の矛先が向いている印象を受ける。その原因は単に経済的原因(国民が職を奪われる)だけではないのだろうな。

 2018年12月11日 通勤電車にて読了
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【本】 佐藤優子著/永山茂監修 「〝日本一貧乏な観光列車〟が走るまで ながまれ海峡号の奇跡」(ぴあ)

2019-01-07 20:06:26 | 本・映画・展覧会
 ことし北海道新幹線の一番列車に乗りに行った際、第三セクター化された「道南いさりび鉄道」で変わった色の車両を見た。自分の乗ったローカル列車は違ったが、どうやらその車両が本書の「ながまれ号」に使われる車両だったようだ。

 この列車、本書を読むと世の中あまたの観光列車とはかなり様相が異なる。まず、車両がボロい(^^;)。さらに、運転距離が短い。そして、沿線に著名な観光地がない。少し前に読んだ新潟の「雪月花」と対照的と言っても良い。そんな列車を走らせて何が出来るのか?成功するのか?しかし驚くべきことに、この列車を利用したツアーが業界団体で受賞しているのだ。
 http://www.tetsutabi-award.net/2016/index.html
 https://www.shr-isaribi.jp/info/4022/

 本書を読むと、列車運行の経緯と苦労が解るのは「雪月花」と同じ。あちらの車両はゼロから生み出す苦しみ、こちらは既存のものを制約の範囲内で活用する苦しみ。いずれにしろご苦労なことだ。読んだだけでは解らない、楽しくない。やはり乗りに行かなければと思うのである。

 2018年12月10日 自宅にて読了
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大人の社会科見学・新型二階建てのはとバスで都内プチ遊覧

2019-01-07 06:00:00 | ノンジャンル
 うわっ当日から1ヶ月近く経っちゃってるよ…遅くなってすみませんが今年も更新がんばります!

 名車「ふそうエアロキング」の製造終了以降、10年近く空白だった日本に久々の二階建てバスが登場したのは、はとバスが欧州メーカーと交渉した成果だった。そのスカニア(シャーシ)/バンホール(ボディ)の「アストロメガ」を使った観光コースで「お安く短時間」なものが設定されたので、コース内容でなくバス目当てで参加した。ちなみにはとバスのWebサイトでは、あるていど車種別にコースを選ぶことができて便利。

 東京駅丸の内南口の乗り場でアストロメガに乗り込む。乗車は中扉から直ぐ右手の階段で二階席へ、このレイアウトはエアロキングと変わらない。高くない天井に注意しながら指定された席へ、さすがに眺めは良いが、日本の制限(3.8m)では香港の2階建てバス(4.3m)のような「圧倒的目線」でもない。ゆるゆると発車し皇居へ、早速下車見学。じっくりバスを観察しても良かったが他車の出入り激しい駐車場のためその他参加者と一緒に二重橋前まで歩く。

 再び発車すると日の出桟橋へ。ここで二度目の下車、観光船「シンフォニー」で一時間弱のクルーズ。週末になって一気に冷え込んだが、デッキでレインボーブリッジを潜り遠く羽田を離陸した飛行機を眺めていれば時間はあっという間。到着前にはボーカル岩田悠さんのプチコンサート。

 三たび発車したら後は東京駅へ向う。乗ってる時間は短かったな(^^;)シートもサスペンションも、エアロキングより堅めに感じたのは決して新車だからだけではないと思う。一方でエンジンパワーについてはちょっと頼りない印象、高速道路だとどうだろう。

 この現行アストロメガ(TDX24)、現在導入されているのは5社でうち4社は定期便に使用しているので、いずれ乗り比べてみたい。写真は、日の出桟橋駐車場で並んだはとバスのアストロメガ。今は5台いるらしい。

(過去記事)「
はとバスの新型2階建て『アストロメガ』登場!
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