「こども六法」山崎聡一郎
著者はいじめ経験者。
こどもにも分かるように、法律を解説したのが本書。
「いじめは犯罪ですよ」、と。
「具体的ないじめに対して、この法律が適用されますよ」、と。
2019年、第54回書店新風賞受賞。
P6
「六法」は通常、日本国憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法の6つ法律を指します。(中略)『こども六法』では、子どもとあまり関係のない商法の代わりに少年法、いじめ防止対策推進法を掲載しています。
P107
民法がほかの法律と違うのは、本人同士が納得して約束した内容であれば、民法に書いてあるのと違っていてもOKな場合もあるということです。(これって、本人同士が納得してたら「愛人契約もあり」、ってこと?・・・子どもには関係ないけど)
P187
19条3項 インターネットを使っていじめが行われた場合、いじめを受けた子どもまたは保護者は、いじめに関係する情報の削除を求め、また、誰がその情報を発信したのかを調べようとするときは、必要であれば最寄りの法務局や地方法務局という機関に協力を求めることができます。(昔と違って、今は『ネット上のいじめ』があるから大変だ。LINEグループで仲間になったり外されたり、すぐにレスしないと陰口を言われるし・・・これはママ友にも言える・・・ホント、しんどくて大変な世の中だ)
【ネット上の紹介】
いじめや虐待は犯罪です。 人を殴ったり蹴ったり、お金や持ち物を奪ったり、SNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、大人であれば警察に捕まって罰を受けます。 それは法律という社会のルールによって決められていることです。 けれど、子どもは法律を知りません。 誰か大人が気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいます。 もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求めることができ、救われるかもしれません。 そのためには、子ども、友だち、保護者、先生、誰でも読めて、法律とはどんなものかを知ることができる本が必要、そう考えて作ったのが本書です。 小学生でも読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけわかりやすくして、イラスト付きで解説しています。 大人でも知らないことがたくさんある法律の世界、ぜひ子どもと一緒に読んで、社会のルールについて話し合ってみてください。
第1章 刑法
第2章 刑事訴訟法
第3章 少年法
第4章 民法
第5章 民事訴訟法
第6章 日本国憲法
第7章 いじめ防止対策推進法
第2章 刑事訴訟法
第3章 少年法
第4章 民法
第5章 民事訴訟法
第6章 日本国憲法
第7章 いじめ防止対策推進法