「マリー・アントワネット」惣領冬実
史上初、ヴェルサイユ宮殿がマンガを監修し、資料提供に全面協力した作品。
私はてっきり、シェーンブルン宮殿から出発した、と思っていた。
ホーフブルク宮殿から出発している。
シェーンブルン宮殿:夏の離宮
ホーフブルク宮殿:冬の主皇宮
マリア・テレジア、心の祈り:神様 どうかこの結婚に祝福を
さようならオーストリア
ヴェルサイユ宮殿
【関連図書】1
「 美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯」中野京子
ヴェルサイユからチュイルリー(1世紀以上も捨て置かれた建物で荒れ放題)へ移される
P135
ルイ・シャルルが、「ここはずいぶん汚いね、ママ」と言ったとき、アントワネットの返事はみごとなものだ。「ここにはルイ14世がお住みになり、居心地が良いと思われていたのですよ。わたしたちがそれ以上を要求してはなりません」。
この誇り高い言葉は、次の感慨へ一直線に続いている、「不幸になって初めて、自分が何者かわかるのです」。
ルイ16世の遺書
P165
「我が妻には、わたしのせいで彼女の身にふりかかってしまった不幸、そしてともに過ごした期間にわたしが彼女に与えたであろう悲しみについて赦しを乞います」
【関連図書】2
「マリー・アントワネットの嘘」惣領冬実/塚田有那
「マリー・アントワネット」シュテファン・ツヴァイク
【ネット上の紹介】
史上初、ヴェルサイユ宮殿が衣装、建築、そして王宮儀礼のすべてを監修。壮麗なロココを紙上に再現した惣領冬実の最高傑作!はじまりはヴェルサイユ宮殿の離宮プチ・トリアノン。絢爛豪華な宮殿の喧噪を離れたその場所は、王妃が求めた家族の理想郷だった。21世紀に発表された衝撃の事実をもとに描かれる、全く新しいフランス王妃マリー・アントワネットと国王ルイ16世の物語。この漫画は、歴史に革命を起こす。