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「本好きの下剋上」香月美夜

2024年11月07日 17時14分17秒 | 読書(小説/日本)


「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」香月美夜

現在出版されているのは次の通り。

第一部「兵士の娘」3巻
第二部「神殿の巫女見習い」4巻
第三部「領主の養女」5巻
第四部「貴族院の自称図書委員」9巻
第五部「女神の化身」12巻
外伝 「貴族院外伝 一年生」
外伝 「ハンネローレの貴族院五年生」
短編集2冊
*アニメも第3部まで配信されている。

本編全33巻+外伝2巻+短編集2巻
(この1ヶ月、これにかかりっきりになっていた)
本編は33巻で完結しているが、ヒロイン以外の視点で、
短編集や外伝が今も続いている。(2024年11月現在)

この作品を読むにあたって3つハードルがある。
①とても長い
②登場人物が多い
③カタカナ名前で覚えにくい

ファンタジーなので、このジャンルに抵抗感がある方もいるでしょう。
本伝でも、さまざまな登場人物視点で描かれている。そこをしんどく感じるかもしれないし、面白く感じるかもしれない。
かつて、氷室冴子さんが「全ての登場人物の視点で描くことができる」と言って一部の作品で実行された。(「なぎさボーイ」「多恵子ガール」) 
それをさらに積極的に進めている。

【閑話休題】
貴族院に入るまでの2年間をどうするのだろう、と思っていた。
宇江佐真理さんの「髪結い伊三次捕物余話」で、「我、言挙げす」から「今日を刻む時計」に到ったようなことが起こるのではないか?、と予想した。
実際はどうか?・・・読んでみて。

【異世界ファンタジー】
私の思いつく異世界ファンタジーは次のとおり。
「西の善き魔女」全4巻、荻原規子
「悪魔のような花婿」シリーズ
「天山の巫女ソニン」菅野雪虫
「帝国の娘」(上・下)須賀しのぶ
上記作品を比べて、「本好きの下剋上」は、食べ物と服飾の描写が多い。
それが特色と言える。

【ネット上の紹介】
2022年 このライトノベルがすごい!受賞
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!書き下ろし番外編、2本収録!

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