P384
毎朝、目覚める度に思うことは昨日と同じ今日でいい、というささやかなものだ。(中略)舞い上がるほどの幸運もいらない。生きているだけでいいと思う。
第2章 住めば都
第3章 人生、用事
第4章 見上げた空の色
第5章 今帰仁村の雷桜
第6章 わが心の師匠
「老いを読む老いを書く」酒井順子
P58
高齢者がつらい立場におかれがちだったからこそ、かぐや姫や桃太郎といったスーパーキッズが高齢者にもたらされる物語が生まれたとも言えよう。
P166
高齢者が何より欲しているのは、言わずもがなではあるが、金と健康である。
P198・・・佐野洋子の発言、医師との対談
「それに無駄ですよ、寝たきりで百歳以上生きたりして」
(中略)
「なかなかそれを言ってくれる人がいないからねえ(笑)。言ってくれるのは、佐野さんぐらいですよ」
P206
ドナルド・キーンは、エッセイ「谷崎潤一郎の文学」において、『瘋癲老人日記』は「老年の性の問題を扱ったもの」であり、それは、
「世界文学全般においても、私の知る限り唯一の例」
と語っている。
【参考&関連】・・・文学じゃないけど旧約聖書が「老人の性」を扱っている
伊藤:最後の生命の輝きが?
山折:その実例として『旧約聖書』のダビデ王の話を引き合いに出すんです。晩年になって枯木のように衰えた王を近臣たちが心配して、全国に美しい若い少女を求めた結果、シュナミ族のアビシャグという女性を見つけてきた。そして、彼女を湯たんぽ代わりにダビデに侍らせたところ、ダビデ王は見事に甦ったというんですね。
伊藤:湯たんぽ代わりですか。
山折:そこでエリクソンは、このようなケースに「シュナイズム」という、新造の心理学用語を与えているんです。シュナイズムというのは、男というのは年を取ると湯たんぽを欲しがると。
【ネット上の紹介】
老後の不安と欲望をエネルギーに、咲き乱れる「老い本」の世界―そこに映し出された私たちの無意識とは。先人・達人は老境をいかに乗り切ったか。名エッセイストが読み解く「老い」のニッポン精神史。
第1章 老いの名作は老いない(迷惑をかけたくない―『楢山節考』
いつか、自分も―『恍惚の人』
マンガが見つめる孤独―『いじわるばあさん』
古典の老いと理想―『竹取物語』『枕草子』『徒然草』『方丈記』)
第2章 老いをどう生きるか(百歳の人間宣言
定年クライシス
六十代―老人会のフレッシュマン
「乙女老女」は未来志向)
第3章 老いのライフスタイル(一人暮らし
おしゃれの伝承
おばあさんと料理
田舎への移住)
第4章 老いの重大問題(金は足りるのか
配偶者に先立たれる
「死」との向き合い方
老人と性)
●2月25日(火)
今日は最終日。
函館山に登った。(下の写真は8合目あたり)
標高▲332mなので低山の範疇だけど、登山口から積雪がある。
凍結していて滑る。
午後から帰阪なので、怪我をすると飛行機に乗れなくなる。
慎重に足を運んだ。(往復2時間)
(チェーンスパイクは念のため持ってきている)
左が函館湾、右が津軽海峡
函館湾
下山後、函館山をふり返る
函館ハリストス正教会
函館公園に移動、ここには動物舎がある
無料で市民に公開している。
想定以上に立派な施設で感心した。
・・・動物施設 | 一般財団法人 函館市住宅都市施設公社
ヤクシカ
エゾリス
エゾタヌキ
キバタンは愛敬がある
函館空港
帰宅したのは9時過ぎ。
庭の植木と花に水をやり、
仏壇の花の水を替え、
洗濯をし、セコムの報告を受けた。
翌日の法事の準備をしたら深夜になった。
翌々日は車の修理と確定申告。
帰宅するとやることは多い。
●2月24日(月)
洞爺湖から鉄道で函館に移動。
下の写真は、車窓から見えた北海道駒ヶ岳。
進行方向に向かって左の座席がおすすめ。
約2時間で函館に到着。(3,190円+指定2,730円=5,920円)
荷物をホテルに預け、まず訪ねたのは熱帯植物園。
名前は植物園だけど、ここにはお猿さんがいる。
ブーゲンビリア満開
次に五稜郭へ移動。
五稜郭タワー(高さ107m、1,000円)
右の山は函館山、左の海は津軽海峡
箱館戦争当時の資料が展示されている
五稜郭の中に函館奉行所が再現されている(500円)
写真OK(二条城は写真不可だったのを思い出した)
左の建物がJR函館駅、右の建物が本日の宿、ラ・ジェント・ステイ函館駅前、
1泊(素泊まり)(14,400円-2,000ポイント=12,400円)
旭川から始まり、少しずつ南下してきた。
いよいよ旅も終盤となった。
私の中では、旭川=三浦綾子さんで、
函館=宇江佐真理さんのイメージである。
2015年11月、66歳で亡くなられた。
宇江佐真理さんを偲びながら歩いている。(合掌)
●2月23日(日)
昭和新山と有珠山を見に行ってきた。
どちらも活火山なので登ることはできない。
決められた範囲で近づくだけ。
下の写真は昭和新山。
ロープウェイで有珠山山頂駅に向かう。
山頂駅から展望台へ向かう。(正面に見える山の上)
有珠山は温泉街から見るとなだらかだが、この方向からはごつごつしている。
洞爺湖も眼下に一望
昭和新山クマ牧場に移動(ロープウェイ駅のすぐ横)
かなり脱力している
●2月22日(土)
朝から移動。
登別駅から鉄道で洞爺駅に向かう。
約1時間で洞爺駅に到着。(1,290円)
海沿いを走るので景色を見ていて飽きない。
洞爺駅から路線バスで温泉街に向かいホテルに到着。
ホテルに荷物を預け、トレッキング開始。
洞爺湖と羊蹄山を見ながら雪の中を馬でトレッキング。
山の中の細い雪道を一列になって進む。
(お客さんは私を入れて3人、先頭と最後尾にスタッフの方)
おとなしくしてくれてカーリー君感謝!(レイクトーヤランチ 8,800円)
左が今日から宿泊する万世閣ホテルレイクサイドテラス。
(2泊で50,400円、朝食+夕食)
部屋もゆったりしていて良い感じ。
窓から羊蹄山が見える。
●2月21日(金)
早朝、再び地獄谷と間欠泉を見に行く。
間欠泉は3時間に1回くらいのサイクルらしい。
今日はたまたま間欠泉が噴き出していて感激。
その後、登別マリンパークニクスへ行ってきた。
けっこう立派な建物。
ここでもペンギンパレードをしていた。
旭山動物園の二番煎じだけど、やはりペンギンは人気。
私が感心したのはイワシの大群1万匹。
くらげ
ワニガメ
マタマタ
旭川・旭山動物園のペンギンパレードは、午前・午後共に満員御礼状態。
でも、こちらは知名度が低いせいか、午後のパレードは空いている。
ゆっくりパレードを見たい方は、こちらおすすめ、穴場です。
平日の午後に合わせて来場されたら良いと思う。
ペンギンのパレード以外にも、見どころはある。
イワシのパフォーマンス、
イルカのパフォーマンス、
オットセイのパフォーマンス、
アザラシのごはん、
それぞれ楽しめた。
イルカのジャンプは身近で見ると迫力がある。
オットセイも賢くて、身体能力が高いと分かった。
人が水中からこれほど高く飛び上がることができるだろうか?
シンクロの人でもむりでしょう。
●2月20日(木)
朝から登別に移動。
高速バス「白鳥号」8:30分札幌発、約2時間で登別駅前に到着。
路線バスで駅前から登別温泉に向かう。
旅館に荷物を置かせてもらい、クマ牧場に出発。(登別といえばクマ牧場)
ロープウェイで山頂のクマ牧場に向かっているところ。
1車両にもれなくクマが乗っている。
山頂の展望台からクッタラ湖が見える。
クマ牧場のクマ
リスもいる
下山後、地獄谷に移動
遊歩道がある
あたりは硫黄の匂いが立ちこめている。
温泉が湧くはずだ。
本日のお宿、「花鐘亭はなや」(朝食+夕食)。
本当は、2泊54,400円だけど、クーポン8,160円利用で46,240円。
(安いのか高いのか、よく分からない)
●2月19日(水)
今日は朝から一日雪。
山に登ろうと思っていたけど中止。
そこでまず行ったの羊ヶ丘展望台。
クラーク先生の像がある。
羊ヶ丘展望台に行くには、地下鉄東豊線、福住駅からバスに乗る。
kitacaを取得してないけど、ネット情報ではCIカード可能、とある。
ためしにpitapaをタッチすると入場できる。
しかし、下りるときにエラーが出た。
pitapaは後決済なので齟齬が生じる。
駅員さんに「チャージして下さい」と言われる。
(改札近くの精算機で3,000円チャージ)
これで、福住駅から羊ヶ丘展望台へのバスにも対応できた。
この後、福住駅から東豊線、途中で東西線に乗り継いで円山公園駅へ移動。
円山公園駅から円山動物園へバスで移動。
チャージしたpitapaが役だった。
いつも温かい室内のレッサーパンダを見ているけど、
ここのレッサーパンダは雪まみれ。(大丈夫?)
ホッキョクグマは大喜び
ユキヒョウににらまれた
テナガザルは高度な運動能力を誇示していた。
世界レベルのクライマーでさえ、足元にも及ばないと思った。
ライオンは休憩中
アムールトラは迫力十分
再度レッサーパンダ
気がつくと昼食も摂らず6時間近くうろうろしていた。
円山動物園あなどれない。
かなりレベルが高い、と感じた。
閉館する前に「サッポロビール博物館」へ急いで移動。
大賑わい。
試飲コーナーで「サッポロクラシック」とチーズを購入。(400円+100円)
今日は雪だったけど、思った以上に忙しく、充実した1日だった。
ホテルに戻り、旅程後半に備え洗濯をした。
今やっと落ちついたところ。
●2月18日
再び、旭山動物園へ行ってきた。
ペンギンのパレードは大人気。
エゾタヌキ
オランウータン
シマフクロウ
シンリンオオカミ
エゾシカ
ニホンザル
ペンギン
旭川市博物館へ移動
「ゴールデンカムイ」の世界
【その後】
ホテルに帰って荷物を受け取る。
高速あさひかわ号で札幌に移動。2,500円、約2時間半。
電車で移動も考えたけど、結局、バスにした。(予約不要、⑦番乗り場)
●2月16日
旭川に来ている。
伊丹11:30JAL114-12:40羽田14:00JAL555-旭川15:40到着、
(直行便がないので、羽田経由になる。旭川に行くだけで1日仕事)
(往復54,190円/JAL)
下の写真は旭川空港。
とても寒い。
左がJR旭川駅、正面が今日から宿泊する「JRイン旭川」。
1階から4階がイオンで、5階以上がホテル。
4階がフードコートなので便利。
(寒いので外に出て外食する気分にならない)
●2月17日
朝起きてすぐ見本林に行った。
ここは三浦綾子さん「氷点」の重要な舞台。
陽子ははうようにして、堤防をよじのぼった。堤防にあがってふり返ると、陽子の足あとが雪の中に続いていた。まっすぐに歩いたつもりなのに、乱れた足あとだと、陽子はふたたび帰ることのない道をふりかえった。(「氷点」より)
ここが、陽子がよじのぼった堤防。
旭山動物園に移動。(年間パス取得:1,400円・・・安い!)
(グッズや食事で元がとれるのかも)
どの動物園より、ほっきょくぐまは元気に活動。
おおかみ
ペンギンの散歩
トナカイ
オランウータン
ペンギン
男山に移動。
氷室冴子さんの「クララ白書」「アグネス白書」に男道がでてくる。
これは「男山」にちなんで「男道」とネーミングした、と思われる。
ヒロイン(しーの)の友人のひとり(マッキー)が旭川出身。
(このマッキーが男道酒造の長女、って設定)
見本林につづいての「聖地巡礼」である。
資料館や売店があり、試飲できる。
(有料と無料のものがある)
私は、両方試飲した。
私の宿泊しているホテルの部屋。
この広さで十分。
清潔だし毎日ベッドメイキングしてくれる。
Wi-Fiも問題なし、アメニティもOK、大浴場もあり。
2泊で27,000円。(素泊まり)
加算:朝食(ビュッフェ)1,800円×2=3,600円。
朝早くから、朝食のために店を探しまわるのは手間なので、追加支払した。
【閑話休題】
旭川でkitacaを取得しようと思っていたけど、旭川ではあまり利用価値がなさそう。
一部のバスでタッチ決済・クレジットカード利用可能。
(空港~旭川は、クレジットカードを使った。750円)
旭山動物園往復は、行きは現金、復路はクレジットカード。(500円)
(対応しているバスと、そうでないバスがある)
男山は、往復とも現金。(330円)
見本林は歩いて往復した。
「史記」(全11巻)横山光輝
読み返し。(再読価値あり)
何人もの兵隊が交代で平王の死体を打ちつづけた。これが「屍に鞭打つ」の語源である。
項羽が剛の人ならば劉邦は柔の人である。
「それは鹿でしょう」
「そなたは」
「……う、馬にございます」
(中略)
「馬鹿」という言葉はこの時生まれた。
これが韓信の「背水の陣」である。
それにしても漢の陣営からなぜ楚の歌が聞こえるのだ。
(中略)
漢軍は、武器を捨てた楚兵は黙って通した。
…これが「四面楚歌」。
【ネット上の紹介】
始皇帝、項羽、劉邦、武帝……。英雄・豪傑たちが次々に登場して、ダイナミックに展開する古代中国の歴史。司馬遷が精根こめて著した世界的な歴史書を、巨匠・横山光輝がコミック化した名作が、文庫版で登場!▼第1話/司馬遷▼第2話/名宰相・管仲▼第3話/驪姫の陰謀▼第4話/漂白の覇者・文公▼第5話/復讐の鬼(前編)(後編)●主な登場人物/司馬遷(第1話)、管仲(第2話)、驪姫(第3話)、文公〔耳子〕(第4話)、伍子胥(第5話)●あらすじ/幼少時から天才の誉れ高かった司馬遷。その才能は誰もが認めるものであったが、漢の官僚となってからは、長く不遇の時代が続いた。しかも彼の才覚がようやく認められつつあった頃、その身に悲劇が起こる。武帝の逆鱗に触れ、男根を切り取られるという屈辱的な刑罰宮刑に処せられてしまったのだ。だが過去の歴史を後世に残さなければならないという、尊敬する父の遺志を継ぐべく、司馬遷は発奮。武帝も刑は与えたものの、彼の才能を高く評価していたので、司馬遷のために「中書令」という新しい役職を作る。司馬遷は、宮廷の書を自由に見ることのできるこの役職をフルに利用し、歴史書の執筆に取り組み、約10年の歳月ののち、全130巻にも及ぶ歴史書を書き上げた。彼が命を懸けて記した一大歴史書「史記」は、こうして完成したのである…(第1話)。●本巻の特徴/中国、前漢の歴史家・司馬遷は、波瀾の半生を経たのち、父・司馬談の遺志を継いで「史記」を完成させた。壮大な物語は、この第1巻から始まる。「司馬遷」、「名宰相・管仲」ほか、全5話を収録。●その他の登場人物/司馬談、武帝、李陵(第1話)、鮑叔、桓公(第2話)、献公(第3話)、恵公[夷吾](第4話)、平王、孫武(第5話)●本巻に登場する故事成語・諺・歴史用語など/封禅の儀式、陰暦、宮刑(第1話)、管鮑の交わり(第2話)、覇者(第4話)、日暮れて遠し、屍に鞭打つ(第5話)
フタユビナマケモノ
アメリカクロクマ
ミナミアメリカオットセイ
クーガー(ピューマ)
アライグマ
アメリカビーバー
ワオキツネザル・・・寒いのでしっぽを身体に巻いている
オーストラリアガマグチヨタカ