入院の経緯を残しておく。
2021年3月8日(月曜)
今日は、10時から屋根工事。
傷んでいる瓦と漆喰リフォーム。
だから、1日家に居るつもりだったが、なんだか調子が悪い。
屋根工事の人にことわって、外来受診に出かける。
担当医に「ふらふらして自転車にも乗れません」、と言うと・・・
「昼から手術します」、と。
「えっ、今日ですか?」
「午後に手術の予定を入れます」
「着替えを取りに帰っていいですか?」と聞くと、
「タクシーで帰るなら許可します、13時までに戻って下さい」と。
こうして、即入院、即手術になった。
PCR検査、手術の段取りを待っていると、隣のお婆さんが「何妙法蓮華経」とずっと唱えていて気が滅入ってきた。
手術は約1時間、頭の皮を切って、頭蓋骨・右目の上に、1円玉くらいの孔を開けて、血腫を出す。無事完了。
術後の部屋には別のお婆さんがいて、一晩中「助けて、助けて」と言い続けるので、寝られない。
3月9日(火曜)
朝から点滴、夕方まで。清拭も受ける。
術後の部屋から、一般の病室に移動・・・4人部屋 266号
リハビリが始まった。理学療法士さんと、作業療法士さん、2種類のメニューある。
「指が曲がってますね」、と。
「これは前からです」、と私。
点滴の管、頭蓋骨の孔に管、尿道カテーテルの管、と管だらけ。
トイレに行くのも車椅子+看護師さんのサポート。
「必ず呼んで下さい、1人で行かないように」、と。
抜糸してもらって、代わりに、ホッチキス10本打ち込んでもらう。ほとんどフランケンシュタイン状態。
3月10日(水曜)
朝から点滴、夕方まで。
リハビリは、理学療法と作業療法。
頭の管と尿道カテーテルが取れたのが嬉しい。
トイレに行くのは点滴棒+看護師さんのサポート。
夕方から自力でトイレに行ってよい、と許可が出た。
CTを撮った。(頭のみ)
3月11日(木曜)
朝から点滴、晩まで。点滴の落ちが悪いから夕方に終わらなかった。
午前中、病院のお風呂。ストレッチャーに横になると、洗ってシャワーをかけてくれる・・・「まな板の上の鯉」状態、だ。これが今回、一番貴重な体験、と思われる。午後は、再び、リハビリ。手の作業療法のみ。理学療法は、担当の方が休み。
3月12日(金曜)
今日から点滴の代わりに飲み薬。点滴棒を引っ張って歩かなくて良いので助かる。
午前は、足腰のリハビリで理学療法、昼から作業療法。
午後から、3階に引っ越し。
3月13日(土曜)
朝からリハビリ=理学療法のみ。
午前=MRI(頭のみ)
昼13時から、自力で単独シャワー、首から下のみ。
外出許可を願い出たが、却下される。
図書館で取り寄せている本を受け取りたいのだけど。
仕方がないので、図書館に電話して、取り置き延長依頼する。
あと、帰宅してパソコンのメールチェックをしたい。
足りない衣類、タオルなども持ってきたい。ゴミ出しもしたい。
こんな時、家族がいたら便利だろうな、と思う。
Wi-Fiがあって、一時帰宅が許されるなら、もっと入院してもよいかな、とも思う。上げ膳据え膳だから。自分で作るより栄養があっておいしい。
3月14日(日曜)
午後からリハビリ(理学療法+作業療法)
3月15日(月曜)
10:30から+左肩レントゲン+整形外科
肩腱板断裂でも、頸椎損傷でもない、と
左腕が不自由なのは、脳のダメージからくる、と診断。
脳の回復を待つと同時に、反復リハビリが必要。
夕方、リハビリ=理学療法のみ。(作業療法休み)
午後から、ホッチキスを取り除く10本・・・これが正式な抜糸、とのこと。
頭のシャワーOK、但し、爪を立てないように。
水曜か、木曜に退院予定
明日、写真を撮ってから判断します、と。
明日のお婆さんの病院診察日、ケアマネさんだけで行ってもらうようお願いする。
月末の歯科予約、延期・変更依頼をかける。
3月16日(火曜)
急遽、CTが決まる・・・退院に向けての布石と思われる。
午前=理学療法、午後=作業療法
12:30シャワー、頭を洗う。
読む本がなくなり暇をもてあます・・・作業療法士さんが、残置の本を4冊貸してくれる。(感謝)
3月17日(水曜)
退院日、9:00からの日勤の人を待って退院
退院したとたん忙しい。
ふらふらしながら色々処理する。
セコム、植木の水やり、冷蔵庫の古いものを処分
洗濯、ゴミ出し、止めてた新聞再開
溜まっている郵便整理・・・必要な書類記載して返信
山のように溜まっているメールチェック
市役所、必要手続き、銀行電話、明日会う約束をする
2箇所リフォーム会社に電話、買い物、図書館、通帳記入、
上の写真は病室・・・個室にしてもらったのは、夜中でも本が読めるように。
一般ホテルと違うのは、ベッドがパラマウント・ベッドで、横にナースコール、頭に酸素や吸引装置が設置されていること。部屋にトイレと洗面所はあるが、風呂・シャワーがない。