中国ドラマ「お昼12時のシンデレラ」をU-NEXTで観た。
(全33話、1話45-48分、2014年)
このところ韓国ドラマばかりなので、中国ドラマを観ようか、と。
ところが探しても、「普通のホームドラマ」がない。
史劇や活劇はあるのに、なぜ?
市井の人の暮らしを知りたいのだけど。
仕方ないので、適当に現代を舞台にした作品を選んでみた。
シャンシャンは、湖南地方出身。実家は洋裁店。
上海に出るときは、村人総出で万歳しかねない雰囲気で送り出してもらった。
なぜなら、上海の大企業に就職したから。
社員の4割が留学経験者という国内最大のIT企業。
コネも学歴も家柄の後ろ盾もなく「採用されたのは奇跡」、と言われた。
仕事は、財務部のアシスタントで見習い。
最初、従姉妹や友人とルームシェアして暮らしはじめる。約2年間が描かれる。(年齢で言えば22歳から23歳あたり)
平穏に日々が過ぎると思われたが、CEOの妹に輸血して命を助けたことから、物語が動き出す。感謝のしるしに、毎日、シャンシャンのもとにお弁当が届くようになったのだ。(タイトルは、ここから来ている)解説によると、中国で同時間帯視聴率1位を記録し、動画再生回数が14億回となるヒットとなった、とある。
【とりとめもない感想】・・・以下、ネタバレありで注意。
面白くなかったら「即中止」、と思って、中断する気満々だったけど、最後まで観た。随所に萌え要素がちりばめられている。
ヒロイン、チャオ・リーインの演技もよかった。
脇役として、CEO妹・ユエ、その友人・リーシュー、同僚のアージア、秘書のアーメイとリンダの活躍もよかった。
随所にアニメーションが挿入され、いい感じで効果をあげている。
ヒロインの心の声がモノローグとして効果的に使われて物語を盛り上げている。(セリフの半分が独白?と思うくらい多い)
春節の帰省ラッシュが描かれていたりして、日本の正月休みと同じだなあ、と感じた。シャンシャンがお土産を持って両親のもとに帰省するシーンがいい。
2回目帰省の際、湖南の近所の人が総出で出迎え、ユエがお年玉を子どもたちに配るシーンもいい。
OL同士の会話で「昨日、韓流ドラマ観た?」とか言い合っている。中国でも韓流ドラマ人気のようだ。(具体的タイトルを口にしているかもしれないが、聞き取れない)
#2 ジュエンの化粧には孫悟空も負けるけど、一番驚くのは化粧を落とした時よ(この「孫悟空、云々」という表現は、この後でも出てくるので、中国ではポピュラーな言い回しなのかも)
#7 『男が道楽にふけるのはよし だが女の道楽は話にならぬ』