ペントハウス
2011年/アメリカ
フェラーリに対するこだわりの甘さについて
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(ブラッド・バード監督 2011年)で主人公のイーサン・ハントがブルジュ・ハリーファの壁面で見せる華麗なワイヤーアクションを、ジョシュでもスライドでもなくクルマのフェラーリにやらせるというバカバカしさは痛快なのであるが、どうせならばその後にフェラーリをビルの屋上に設置されているプールに隠すところもバカバカしく描いて欲しかった。
全体的に脚本が甘く、ジョシュとスライドの関係が一緒に強盗を働く程に密なようには見えず、アーサー・ショウがこだわっていたものがフェラーリではなくて、フェラーリの中に隠しておいた運用資金の原簿であるところも、原簿ならば他の場所に隠すこともできたであろうと思ってしまう。
タワーを‘城’と呼ばせたり、ジョシュ・コバックス(Josh Kovacs)を‘K’と呼ばせるところなどは明らかにフランツ・カフカの長編小説『城』を意識したもので、かなり期待させるのであるが、ストーリーは最後まで『城』と絡まないままで、伏線が全く活かされていないところは衒学的でしかなく、脚本の甘さをごまかそうとしたのであろうが、ごまかしきれていない。だからいっそのことフェラーリに固執してバカバカしさに徹すればよかったのである。
「友愛」広めるため「鳩山友紀夫」に 元首相、改名宣言(朝日新聞) - goo ニュース
民主党の鳩山由紀夫元首相は4日に地元・北海道室蘭市の会合で、自身が掲げ続けて
いる「友愛」の精神を広める目的で「名前の『由』の部分を『友』という字に変えたい」と「改名
宣言」したらしい。何故改名してから「鳩山友紀夫に改名しました」と言わないのか、言動の
不安定さは相変わらずなのであるが、寧ろ興味深いのは捨てられた「由」の意味である。
「由」は由来、理由、自由など「よりどころ、よってきたいわれ、もとづくこと」などの意味を
有する。改めて説明するまでもなく、「よりどころ」の無い言動を続けている暗示となっている。