ドットハック/セカイの向こうに
2011年/日本
思春期の‘エネルギー’
総合
70点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
ツッコミどころは多々あるのだが、主人公の有城そらの言動が気になる。そらは、友人のみならず誰もがハマっている全世界規模のオンラインゲーム「THE WORLD(ザ・ワールド)」に最初は全く興味を抱くことはないのであるが、だからと言って近所に出現したクジラを見に行くこともなく、‘仮想’にも‘現実’にも至ってクールである。
有城そらを「THE WORLD」に誘うのは、田中翔がそらに渡す「THE WORLD」用のメガネであり、「THE WORLD」でそらは岡野智彦のキャラクターであるバルドルに告白されるのであるが、ちょっとした行き違いでそらは田中に告白されたと思い込む。やがて「THE WORLD」のシステムダウンに巻き込まれて田中が意識不明で入院してしまったために、田中に好意を抱くようになっていたそらは田中を救うために決死の覚悟でアウラに会いに行くのであるが、そもそもどのような理由でアウラが買い被ってそらに‘キューブ’を託したのかが分らない。
このように本作には愛が存在しない。あるのは、例えば現実世界のキャラクターとオンラインゲーム上での対照的なキャラクターなどの‘誤解’だけなのであるのだが、思春期がこのような‘誤解’をエネルギーにするということが本作のモチーフであるのならば、その野心は大いに評価されるべきであろう。
容疑者に道聞かれただけで逮捕!? 振り込め詐欺犯と誤認(産経新聞) - goo ニュース
東京都大田区で今月7日、20代の男性が振り込め詐欺の容疑者として警視庁田園調布署
に誤認逮捕されていたらしい。事件直前に近くの路上で容疑者に声をかけられたその男性
に署員らが声を掛けようとしたところ、男性は逃走し、70メートル先で取り押さえられ、
「なぜ逃げる」と聞いても返答しなかったことなどから、共犯者と判断し緊急逮捕されたが、
容疑者から道を聞かれただけだった事が判明し、逮捕から4時間47分後に釈放されたが、
逮捕される際、70メートルほど走って逃げて転倒し男性は顔にすり傷を負ったらしい。
追跡した署員2人が私服で警棒を持っていたのであれば職務質問だとは思わず、
「見知らぬ人が棒を持って追い掛けてきたから逃げた」と男性が説明するように誰でも
逃げるだろうし、警官だと思っていないのだから、「なぜ逃げる」と訊かれても返答する訳が
ない。それでも警視庁は「現場の状況から、逮捕の判断は間違っていなかった」としている
のだから、このミスを間違っていないという事にするのであれば、国民は警察と関わることを
避けるようになり却って捜査に支障が生じることになるということを警視庁はもう少し深刻に
考えた方が良いと思う。