原題：『Feast』
監督：パトリック・オズボーン
脚本：ニコル・ミッチェル/レイモンド・Ｓ・ペルシ
出演：ケイティ・ロウズ/トミー・スナイダー
２０１４年/アメリカ
飼い主の生活状態が反映されるペットの食事について
『ベイマックス』（ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ監督 ２０１４年）と併映されている本作は日本ではあまり評判が良くないようなのであるが、野良犬だったボストンテリアのウィンストンがジェームズに拾われて一緒に暮らすようになり、確かに当初はジェームズから与えられたジャンクフードを食べるだけのウィンストンだったが、ジェームズがガールフレンドと交際しだしてジェームズの食生活が改善されてから、ウィンストンに提供される食事もヘルシーなものになり、やがてジェームズとガールフレンドが別れてしまい、元のジャンクフードに戻って喜んでいたウィンストンが憔悴しきったジェームズの顔を見て、嫌いだったはずのパセリを口に銜えてジェームズの元カノが働いているレストランまで走っていき、無事２人が元の鞘に収まって食生活も改善し、やがて結婚し、子供まで授かるというストーリーの流れは短編として決して悪いものではない。
