平家隠れ里として知られる広島県福山市沼隈町中山南

広島県福山市沼隈町中山南横倉は平家落人伝説が残る地である。今春「平家谷」の観光パンフレットが完成し市内の主要な施設に配布された。パンフレット内側には沼隈町と平家の関係や沼隈町に伝わる平家の伝説が綴られている。


更に観音開きにすると平家ゆかりの名所・史跡地図となり簡潔な解説がついている。平家谷へはアクセスがよいとは言い難いが、神秘性が一番のウリだ。末裔が現在どんな暮らしをしているのか、など想像を膨らませると楽しい。


福山駅→本庄八幡神社→（穴場・山手の一里塚跡）→草戸の明王院（国宝）→水呑の妙見さん→鞆の浦→平家谷という観光コースを巡るバス（土日祝限定）があってもいいと私は思う。県外から足を運んだお客さんにいかに喜んでもらうかが今後の大きな課題だ。宿泊施設は鞆、仙酔島、駅前にあるが、走島の民宿を地道に紹介していくのも手であろう。そしてうずみに続く郷土料理第二弾として是非とも沼隈から何か出して欲しいものだ。料理の美味しい土地は確実にリピーターを呼ぶ。

蒲鉾の木の芽サンド

いつもの板わさにちょっとしたアレンジを加えることで粋な一品に変わることを某料理雑誌に紹介したのは小山裕久さんだった（徳島市内にあった料亭は鳴門市に移転した）。蒲鉾の上面に包丁を入れて木の芽を挟む。白と緑が見た目にも美しい。木の芽のピリリとした刺激が蒲鉾の味を引き立てる。春のアテとして左党におすすめしたい。