(晩秋は黄金の輝き@玉野~山崎間)
11月。・・・というか正確には12月の初めである。このブログでは触れていないのだが、12月の初めに、愛知県は稲沢市(旧祖父江町)に「祖父江のイチョウ」を撮影しに行った。小田原から豊橋まで新幹線、豊橋からは勝手知ったる名鉄の「まる乗り1DAYフリーきっぷ」で一宮へ。名鉄の尾西線は、一宮から津島に向かう名鉄の中では非常に地味な路線なのだけど、この時期だけは文字通り黄金の輝きを見せる。山崎から森上にかけての沿線にびっしりと植えられたイチョウの畑のなかを走る真っ赤な名鉄電車。個人的に、紅葉の中でもイチョウの葉の色付き(黄葉ですが)というものが非常に好きで、この「祖父江のイチョウ」には何年か前から行ってみたいなあと思っていたのですよね。黄色と赤のコントラストが非常に美しく、素直に「来てよかったなあ」と思える一枚になりました。愛知県は日本一のギンナンの生産量を誇っているのだが、そのほとんどはこの祖父江地区で生産されたものであるらしい。ギンナンなんて、普通に生活していると茶碗蒸しに入っているくらいでしかお目にかからないですけど、ないと淋しいアイテムではあります。乾煎りにしたギンナンとか、塩を振って食べるとナッツっぽいコクがあっておつまみにもいいですよね。
12月。駆け足で振り返った2023年。12月になるとついこないだになるのだが、都内に出かけた帰りに、ふと夕景が見たくなって乗りに行った鶴見線。京急の花月総持寺から国道駅へ歩いて乗り換えたのだけど、普段の鶴見線とは明らかに異なる混雑・・・あ、そうか。鶴見線の車両、205系からE131系に変わっちゃうんで、お名残り撮影&乗車ってことなんでしょうね。個人的に、205系ってそこまで一生懸命に撮影する車両なんですかね・・・?という思いはある。仙石線に行けばまだ走っとるやないかい。何だか関西でフィーバーしていた和田岬線の103系の最後を見るような思いなのだが。あの時も「まだ播但線行けば103系走っとるやないかい!」って思ってましたものね(笑)。人が多過ぎて、正直「浸れる」感じもなかったけど、京浜工業地帯の運河の向こうに暮れて行く夕景の美しさ。これが冬の鶴見線の醍醐味か。
駆け足で振り返った2023年。こんな感じで自分なりにカレンダーを作ってまとめて行くことは、平成29年から始めているのでもう7年目になる。毎年の傾向を見ていると、行く場所がそんなに変わらないなあ・・・という感じもあるのだが、さすがにこの趣味もやってる年数が長くなってくると「自分が気に入った」場所にしか行かなくなるというのはあるな。それでも、今年も一畑電車みたいなちょっと遠めのご新規の開拓も出来たし、悪くない一年だったんじゃないかなと思いますけどね。一年を振り返るカレンダーづくり、あなたも、ぜひに。