青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

鳴り物入りの、その後

2017年10月15日 21時21分32秒 | 西武鉄道

(登場は鳴り物入りでしたが…?@自由が丘駅)

雨降って寒いばかりの週末でしたけど、朝もはよからスタンプラリー。今日は子どもと東急線系統をまずは潰しに出掛けたんですが、乗り換えの自由が丘で元町・中華街行きのS-TRAIN(2号)に遭遇しました。土休日は神奈川県勢を秩父方面に送り込んだり、埼玉県民をオサレなミナト横浜にエスコートすべく走っているはずの鳴り物入りの列車であり車両であるはずなのですが、車内を覗いた限りは閑散期の特急踊り子の指定席を思わせるガラガラでした(笑)。


ホームの真ん中に設置されていたS-TRAIN専用の指定券券売機。そもそも東横民に電車に電車賃以外のカネ払って乗るという文化が根付いていないんではないか疑惑はある。あとどうなんだろ、新造車両とは言え所詮は通勤車両に毛の生えた程度の設備の車両で、3線跨るとはいえ自由が丘-西武秩父の指定席料金が1,050円とか結構ボってるような気がしますよね。


利用者が伸び悩んでいるのは、ニーズの見誤りかそれともアピール不足か。西武鉄道のCMとか、秩父を中心に大手私鉄では珍しいくらいに放送されてると思うんですが、あのCMについてもレッドアローは映ってますがS-TRAINは蚊帳の外。それでも電鉄系のCMに吉高百合子に続き土屋太鳳を使って来るあたりのヤル気は買いたい。電通丸投げと言う感じもするが(笑)。
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武蔵の丘の電車蔵

2017年06月04日 16時22分54秒 | 西武鉄道

(ゆるキャラ大集合@2017西武電車フェスタ)

土曜日は子供を連れて飯能の先の武蔵丘検修場で行われた「西武電車フェスタ」に参戦して来ました。前の週に恒例の京急の久里浜公開があったんだけど、ちょっと用事で行かれなかったのよね。だいたい大手私鉄は年イチでこんな車両基地の公開をやるけど、西武は春に武蔵丘、夏に入曽、秋に横瀬と都合三回も車両基地系の公開を行うファン思い(?)の会社でもあります。基地内で車両を移動するトラバーサーをステージに見立ててのゆるキャライベント、私は「えのんくん(江ノ電)」と「のるるん(東急)」くらいの僅かなモノしか分かりませんのですが、皆様はいかがでしょうか?


この手の公開イベントでは車両基地らしく電留線に電車一杯並べて展示されてると思ってたんだが、南北に長い武蔵丘車両基地では安全に公開出来る電留線のスペースが少なく、僅かな車両が時間を区切って展示されただけらしい。行った時には終わっていた。その代わりと言っては何だが物販ブースだけは全国各社が出張販売してかなりの盛況!収集鉄にはいいイベントだったのではあるまいか。会場限定で発売された西武40000系のプラレールはかなりの親子連れがお土産にしてましたねえ。

 

物販もいいけど、この手のフェスタで実車がガーッと並べられていないのは個人的にはかなり消化不良なのだが、ピットインしている車両の何台かは見る事が出来ました。言うても塗装中でパテ埋めしてたり、仮台車履かされていたりと艤装中の姿でしたがね。西武もニューレッドアローの後継のクルマを作るのかと思いきや、投資の矛先が40000系みたいな通勤ライナー車両に行ってしまったのでどうすんだろうね。結構NRAも車体から何から陳腐化しているように思うのですが。

 

メンテナンス用の犬走りを使った屋根上見学など。いちいち電車の構造や回路などに詳しい説明が加えられていてこの辺りはかなりマニア向けか。台車好きとしては西武の動力台車のスタンダードFS372Aがいっぱい転がされていてこれはテンションが上がった(笑)。西武の通勤系車両の台車と言えばこれだよねえ。伊豆箱根とか近江鉄道とか系列会社でも導入されている台車ですんで、よっぽど信頼性が高いんだなあと思わせるものがあります。


6000系の非常用貫通路体験。くの字折れのフロントマスクは当初の相互乗り入れの相手方である有楽町線の営団7000系を意識したのかなあ。地上線用には20000系やスマイルトレインを導入していますけど、地下鉄専用車は当初から6000系のまま20年以上が経過しております。特に地下鉄直通車に投資をするような話も出ませんが、更新工事などで対応するのですかね。

 

武蔵丘検修場は東飯能駅と高麗駅の間にあり、最寄りの高麗駅からは徒歩でも坂道歩いて15分と若干遠め。なので検修場から直接発車する飯能行きのお帰り電車が。検修庫のピットから乗車する非日常体験。新宿線の入曽の公開の時も車両基地から新所沢まで乗った事あるけど、あの時は洗車線から乗車したんだっけw


この日の武蔵丘検修場発の最終電車は6003編成。「臨時」の行き先表示にもう少し遊び心が欲しかった(笑)。最終電車は満員の乗客を乗せ検修場を出発したんですが、場内の分岐でいちいち係員が安全確認をするため武蔵丘の信号場を出て本線に合流するまで20分くらいかかるという…(笑)。朝のラッシュ時に近い混雑ぶりで車内の子供たちはヘトヘト。普通にバスで帰ってきたほうが良かったか。
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桜咲いたよ

2017年04月02日 19時59分48秒 | 西武鉄道

(五分咲き?@横浜市港北区)

昨日は冷たい雨に縮こまりに縮こまっていた桜の蕾が、今日の太陽で少し開き始めました。とは言え日当たりの良い場所のヤル気のある桜でも五分咲きがイイとことピークはまだまだの感じ。そもそも今日だって4月と言うのに朝とか結構冷え込んでましたもんねえ。暖房器具が相変わらず手放せない春です。


今日は家族で近所に新しく出来たスーパー銭湯に行き、その後は火照った体を涼ませがてら菊名で東急電車を見て来るという一日。あわよくば西武鉄道でこないだから走らせ始めた40000系(S-Train)とか来ないかしら~!?なんて期待をしていたのだが、ダイヤを確認したら朝と夕方しか走らんやんね。ソメイヨシノより一足先に咲き出したマメザクラを横目に、西武6000系が菊名坂を上がって来ました。






三社直通とは言え、東武の割合が少ないのはいつものこと。子供に一眼レフを持たせて、操作を教えながら特にどうと言う事もない写真を量産してしまう。割と菊名から白楽辺りまでは線形が悪くてそんなにスピード出ないから撮りやすいよね。都会から都会を結ぶ東横線でも、線路っぱたに菜の花が。


「今日は夕方までセーブのヨンマン来ないよ」と子供に言ったら、じゃあ夕方まで待ってると言う。こっちはそこまで付き合い切れねーな(笑)。じゃあどうすっか。ダイヤを見るとたぶん夕方の元町・中華街発は午前中のSトレ到着便を元住吉あたりで寝かしてから送り込むんだろうと推測。元住吉の検車区は、尻手黒川線沿いにあって見やすいはずだから…と子供を説得して馳せ参じると、思った通りピッカピカのSトレが検車区でヒルネ中であった。ちなみにちょっと金網の目が細かくて一眼では撮れないので、スマホで撮影してます(笑)。


サイドビューは副都心7000系に阻まれ中途半端。1ドアから2ドアまでの間の大きな窓は、パートナーゾーンと言うコンセプトで車椅子の方が介添者とともに乗車出来るようなバリアフリースペースで、窓が大人の膝くらいの高さまで大きく広がっているのが特徴なんだとか。それにしても最近の電車のデザインは先日落成して甲種輸送された東武のリバティとかもそうなんだけど、妙にオデコが丸っこいよな。鉄道車両は80~90年代のシャープな角型のブラックマスクに裾絞りがいいと思っているクチ(小田急1000~2000系くらいの感じがベスト)にはちょっと。なんか連結器回りがタラコクチビルというか、オバQ感があるような…
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なぜか埼玉

2015年11月10日 21時58分15秒 | 西武鉄道

(ここは小手指@小手指駅駅名票)

相変わらずあんまり体調は良くないんですが、騙し騙し週末は子供とブラブラ。日曜日はそぼ降る雨の中を引き続きスタンプラリーに駆り出されて参りました(笑)。近場はあらかた回ってしまったんで今回は埼玉方面を潰しに行ったんだが、まずは西武線のチェックポイントである小手指へ。なんか小手指って駅名はすごーく西武らしいと言うか、印象的ですよね。小さい手の指で小手指。なんでも昔々この辺りで戦があって、小手指の地名は武具である「篭手(こて)」にちなんでいるのだとか。

  

次のチェックポイントは西武球場前駅。小手指から西武球場前までは西所沢で狭山線に乗り換えればすぐなので訳もない話ではある。しかしながら特に何のイベントもない狭山線の運転間隔は長く、いたずらに寒い西所沢のホームで待たされる羽目になる。試合があればフル稼働の自動改札機の列と、試合終了後すぐにバンバンと上り電車を出せる3面6線の巨大ホームも極めて手持ち無沙汰。そぼ降る雨に濡れる線内折り返しの2000系4連と、色付き始めた狭山の木々。

  

西武球場前駅で2コ目のスタンプをぺったんこして西武線のミッションは終了なのだが、これで帰っては勿体ないのでお次は東武線。東武線のポイントは東上線の坂戸と東武博物館のある伊勢崎線の東向島にあって、そう簡単に取らせてはくれません(笑)。坂戸へ向かっては所沢から新宿線に乗り換え、本川越へ。正直所沢から先の新宿線ってろくすっぽ乗った事なかったから新鮮でした。新宿線が本川越の手前(脇田信号場)から単線になるのとか知らなかったw

 

本川越はJRとも東上線とも接続していない微妙な位置にあるので、川越市の駅まで子供と一緒に傘を差しながら歩くのがちょっとかったるい。10分くらいだったけど、雨も強かったから濡れてしまったよ。川越市は東上線の輸送上の分岐点でもあり、ここで折り返しの電車も結構ある。ただ、ホームが狭くてせせっこましい駅だなあと言う印象。快速の小川町行きに乗車し坂戸へ。乗った10030系の銘板を眺めていたら、東武御用達のアルナ工機じゃなくて富士重工製だった。電車で富士重工製って珍しいけど、確か富士重工って宇都宮の鶴田に鉄道車両を作る工場があった関係で、結構長い事富士重工から電車を買ってたんだよね。富士重工は元々中島飛行機の流れを汲む会社だから、中島の本拠地があった群馬の太田市ともども北関東を主力基盤とする東武とはゆかりが深いと言う事なのでしょう。

 

坂戸駅で今日3つ目のスタンプをぺったんこ。ここでお昼。駅から出るのも雨だし、と思っていたらコンコースに「ぎょうざの満州」があったので入ってみる。埼玉ではメジャーな中華のチェーン店で、NACK5とか聞いているとコマーシャルも良く耳にしますが入ってみるのは初めて。Wギョーザ定食は王将とかと比べると食べ応えのあるもっちりした皮のあっさり餃子で食べやすく美味しい。しかもギョーザ12個にスープとライスと漬物がついて500円ってめっちゃ安くないですか?

  

クルマを置いてある小手指までそのまま戻ってはつまらないので、坂戸から東武越生線に乗ってみる。越生線なんてこういう事でもないとまず乗らねーなー…東武の支線格にありがちなカニ目の改良8000系4連はワンマン運転。日曜の昼下がりの越生線なんてガラガラだろとか思ってたら、沿線に高校大学が多いせいで学生の利用がことのほか多いのはびっくり。「東京国際大学」とか言う良く知らない大学のでっかいキャンパスが目立ちましたが、こんな埼玉の片田舎で東京を名乗るとは笑止千万です。終点の越生で八高線と乗り換え。高麗川より北だからディーゼルでっせ。子供も初めてのキハ110にちょっとビックリ。ディーゼルカーも初めてだったかな?小海線でちょっと乗った事があったかな。

  

高麗川で電車の八高線へ乗り継ぎ。同じ線ですが電化非電化で別の路線みたいなもんなんで、接続で20分待ちになった。古くはここから専用線が伸びていた日本セメント埼玉工場への鉱石輸送、セメント輸送で関東でも有数の貨物取扱量を誇った高麗川駅の構内には未だに貨物取扱時代の詰所が残っています。セメント専貨を引っ張ったDD51がゴロゴロしていた往時を偲ぶように、架線柱には「正しい添乗」「身なりを正しく」「進路確認」などいかにも国鉄時代っぽい標語がそのままになっておりますね。


高麗川から東飯能、東飯能から西武線で飯能とちょこちょこ乗り継いで、飯能からは快速急行元町中華街行き。東急車の快急には「Shibuya Hikarie号」が充当されておりました…。こんなとっから横浜まで一本で帰れるんだね。今回のスタンプ集めはここまでなのですが、東京東部から千葉茨城方面にまだまだチェックポイントを残しております。この企画、とにかく回る範囲が広すぎて電車代かかるんだよなあ…

期日までに回れるのか?そして回るほどの価値があるのか?ちょっと子供に聞いてみたいw
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巷で噂の・・・

2014年08月04日 23時37分39秒 | 西武鉄道

(妖怪ウォッチスタンプラリー@西武鉄道)

ウチの息子も幼稚園に通い出しまして、まあ同世代のガキンチョ子供たちとの交流も芽生えてきているところなのですが、巷の子供達には最近「妖怪ウォッチ」なるものが大流行しているそうです(笑)。いや~、不肖年頃の子供を持つ親としてまーったく知識がなかったんだが、同じくらいの子供を持つ同僚なんかに聞いてみると、プレミアもんのカード?メダル?を手に入れるためにオヤジが朝の3時くらいからセブンイレブンとかで売り出しを待っているのだとか…そんな時間に家を出るのは神保原辺りであけぼのの撮影をする時くらいのもんだろうよ!とこちらは呆れて口がふさがらなかった。ちなみにウチっとこは基本電車、そしてYoutubeとすっかりヲタ道を邁進しておりますからあんまり関係ないのですが(突っ込み無用)、日経エンタみたいな切り口で言えば「第二のポケモン」と言う異名を取るほどの今年度のヒットコンテンツなんだそうだ。


んで、この夏休みはその「妖怪ウォッチ」を絡めたスタンプラリーを開催している西武鉄道で、ラッピング電車が走ってると言う事で見て来ました。息子自体は妖怪ウォッチが欲しいのではなくて、妖怪ウォッチのラッピングがされた西武電車が見たい!と言う他の子供たちと少し違う切り口がお財布にやさしいwあわよくば真っ赤に塗られた西武の京急塗装2000系も見たかったんだが、情報によると運用ナシって事で残念ね。ラッピングされているのは20000系8連、妖怪ウォッチ電車に関してはHPに運用が出ているので容易に捕まえられます。この日は午後に西所沢~西武球場前の機織り運用に就いとりました。


まあラッピング電車と言う事なのでキャラクターのシールがペタペタ貼られているくらいで、アタクシ的にはそれ以上でもそれ以下でもない。だけんども、電車が西所沢の駅に滑り込んで来た時から子供たちの目の色が違うのよね(笑)。だいたいがスタンプラリー参加中の親子連れ、灼熱の中を子供と西武電車乗って右往左往させられてヘタリ気味なオトーサンを尻目に「えーっ!?なに?なに?オトーサン!オトーサン!この電車!」「うわあ、かっけー!」「スッゲエー!やっべえー!」って感じで。どのオトーサンも電車にもスタンプにも興味なさそうだし、運用まで調べて来てる御仁はいなさそうだけに、サプライズ感がハンパなかったのかもしれませんw


西武球場前では折り返しの時間を使った撮影会が繰り広げられ、先頭車両の前は黒山の人だかり。このような事態を想定して日曜の午後に狭山線の折り返し運用にラッピング列車を入れた西武鉄道の運用担当の方は優しいなあ。西武球場前はホームも広いし、折り返しの時間があればみんなが記念写真を撮れるもんね。それにしても妖怪ウォッチの人気たるやすさまじく、主要駅のスタンプ台は長蛇の列。早くもスタンプラリー完走の記念品が品切れになっている様子で、西武鉄道のHPにはお詫び文が掲載されていた(笑)。

個人的にはスタンプラリー用の1日フリーきっぷ(全線フリー)が大人1,000円ってのが相当美味しいと思うのだが…
乗り鉄の皆さんにも、この夏の西武鉄道はチャンスかもしれませんw
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