(写真:奥会津行程地図)
右下が東北道西那須野塩原ICです。
てな訳で奥会津への雪中行軍に行って来たのですが、正直な話色々ありすぎて書き出しが上手く浮かびません(笑)。右腕のだるさと肩こりを未だに引きずる疲れと引き換えに手に入れて来たのは、川と雪と氷と温泉と酒の二日間。あ、全部水関係だな(笑)。
出発は土曜深夜3時。
昨夜の天気予報を見ながら色々考えましたよ。
「12月最大の寒波襲来ですよ~!」
「日本海側の山沿いはドッカンドッカン雪降りますよ~!」
お天気お姉さんが煽りに煽るもんだから、正直スタッドレスは山梨とか長野南部あたりで軽く馴らす事にして、「今回は18きっぷ買って只見線に乗る」と言う方向で…に切り替えかけました。
だって、日本でも有数の豪雪地帯ですぜ。奥会津。
事故っちゃったらどーすんのさ。
しかしよく考えてみると、確かに慣れない雪道でのアクシデントは怖いのだが、怖い怖いで逃げ回っていたら結局「じゃあ何のためのスタッドレスなのよ」と。
そんなんでビビってたらスキーもしない雪国にも住んでいない人間はスタッドレス買わずに大人しく夏タイヤ履いて雪の降る地区には行くなって事です。チェーンと夏タイヤで雪国に行くほど愚かではない。それくらいの自覚はある。若干自分にキレ気味に気持ちを奮い立たせ、決行する事にした(笑)。
ただし、リスクを多分に含む事は明白なので、出来る限りの準備はする事にする。スタッドレスとチェーンは用意していたが、「2ch自動車板」のスレを参考にwスーパーオートバックスで牽引ロープ、解氷スプレー、スノーブレードとスタック脱出用の古新聞と古毛布をトランクに叩き込む。キジ一羽の追加出費だが、リスク軽減のためにはやむを得まい。
首都高を王子経由で東北道。羽生PAで仮眠を取りつつ、夜間割引→通勤割引行使のため一回栃木ICにて出入り。宇都宮を出ると左に朝日に輝く日光連山~高原山~那須連峰が見えてくる。天気はよさ気。西那須野塩原ICよりR400にて一路会津路へ。
ここからR121上三依までは那須の山塊の尾根を越えていく道で、まずは第一関門と言ったところ。塩原の中心街までは夏タイヤでもギリギリ何とかなりそうな雰囲気だったが、急勾配で尾頭峠のトンネルへの取り付きまでが限界だろうな。まだ登りは南斜面のため路面には雪が無かったのだが、峠のトンネルを抜けて北斜面は風景が一変。道路の電光掲示板は既にマイナス11度、所々にアイスバーンの混じる急なカーブの続く下り坂である。うぎゃぁ~…テラコワス…
第一関門にしちゃハードでないかい。
初のスタッドレスの真価発揮と行きたい所だが、正直性能が分からないので無論スピードは出せない。ヒヤヒヤしながらローのエンブレを効かせて降りていく。後ろのムラーノの地元ジジイの冷ややかな目線が痛いw
たぶん30km/hくらいしか出してなかったと思いますw
上三依から今度は圧雪路の山王峠を通過、尾頭峠と比べ比較的勾配が緩やかなのが救い。道の駅たじままで来ると路面は圧雪にアイス状態が混じるが、このあたりから少しずつスタッドレスの感触も体に入って来た。足元で氷をギュッと掴む感覚。グリップしてまっせ!と言う頼もしい感覚がハンドルから伝わって来る。おおっ!と言う感じ。ツルツルした体育館の床の上を、少し湿らせた上履きで走るような感じだ。分かりづれーw
田島から始まる会津路は、先週から訪れた師走の大寒波のせいで既に白銀の世界である。R121は典型的な田舎の街道と言う感じで、製材所や量販店の並ぶ田島を抜け、塔のへつりをかすめて湯野上、芦ノ牧の温泉場を過ぎると会津若松だ。周囲には平野が広がり路面から雪は消えた。路面から雪は消えたが、雲が出てきた。
会津若松と言えば鶴ヶ城。別に気乗りはしなかったんだけどとりあえず寄ってみる。土曜の朝でも結構観光客が来てますねえ。てか大半が中国人観光客ですが。
ちなみに鶴ヶ城は天守閣にも登らずに一枚写真撮ったきりでスルーw
思ったより大きくないのね。イメージ的にもっと大きな城かと思ったけど…
天下の名城も奥会津へのワクワク感の前には霞んでしまったらしい。「鶴ヶ城を見た」と言う事実を残して会津若松観光を強制シャットダウン、会津若松ICから会津坂下ICまでを磐越道でショートカット。ここからはR252と長いお付き合いだ。
道の周りには除雪された雪が溜まっている。黒くピカッと光る路面が何ともいやーな感じで、思わずハンドルを持つ手に力がこもるのである。
続く。
右下が東北道西那須野塩原ICです。
てな訳で奥会津への雪中行軍に行って来たのですが、正直な話色々ありすぎて書き出しが上手く浮かびません(笑)。右腕のだるさと肩こりを未だに引きずる疲れと引き換えに手に入れて来たのは、川と雪と氷と温泉と酒の二日間。あ、全部水関係だな(笑)。
出発は土曜深夜3時。
昨夜の天気予報を見ながら色々考えましたよ。
「12月最大の寒波襲来ですよ~!」
「日本海側の山沿いはドッカンドッカン雪降りますよ~!」
お天気お姉さんが煽りに煽るもんだから、正直スタッドレスは山梨とか長野南部あたりで軽く馴らす事にして、「今回は18きっぷ買って只見線に乗る」と言う方向で…に切り替えかけました。
だって、日本でも有数の豪雪地帯ですぜ。奥会津。
事故っちゃったらどーすんのさ。
しかしよく考えてみると、確かに慣れない雪道でのアクシデントは怖いのだが、怖い怖いで逃げ回っていたら結局「じゃあ何のためのスタッドレスなのよ」と。
そんなんでビビってたらスキーもしない雪国にも住んでいない人間はスタッドレス買わずに大人しく夏タイヤ履いて雪の降る地区には行くなって事です。チェーンと夏タイヤで雪国に行くほど愚かではない。それくらいの自覚はある。若干自分にキレ気味に気持ちを奮い立たせ、決行する事にした(笑)。
ただし、リスクを多分に含む事は明白なので、出来る限りの準備はする事にする。スタッドレスとチェーンは用意していたが、「2ch自動車板」のスレを参考にwスーパーオートバックスで牽引ロープ、解氷スプレー、スノーブレードとスタック脱出用の古新聞と古毛布をトランクに叩き込む。キジ一羽の追加出費だが、リスク軽減のためにはやむを得まい。
首都高を王子経由で東北道。羽生PAで仮眠を取りつつ、夜間割引→通勤割引行使のため一回栃木ICにて出入り。宇都宮を出ると左に朝日に輝く日光連山~高原山~那須連峰が見えてくる。天気はよさ気。西那須野塩原ICよりR400にて一路会津路へ。
ここからR121上三依までは那須の山塊の尾根を越えていく道で、まずは第一関門と言ったところ。塩原の中心街までは夏タイヤでもギリギリ何とかなりそうな雰囲気だったが、急勾配で尾頭峠のトンネルへの取り付きまでが限界だろうな。まだ登りは南斜面のため路面には雪が無かったのだが、峠のトンネルを抜けて北斜面は風景が一変。道路の電光掲示板は既にマイナス11度、所々にアイスバーンの混じる急なカーブの続く下り坂である。うぎゃぁ~…テラコワス…
第一関門にしちゃハードでないかい。
初のスタッドレスの真価発揮と行きたい所だが、正直性能が分からないので無論スピードは出せない。ヒヤヒヤしながらローのエンブレを効かせて降りていく。後ろのムラーノの地元ジジイの冷ややかな目線が痛いw
たぶん30km/hくらいしか出してなかったと思いますw
上三依から今度は圧雪路の山王峠を通過、尾頭峠と比べ比較的勾配が緩やかなのが救い。道の駅たじままで来ると路面は圧雪にアイス状態が混じるが、このあたりから少しずつスタッドレスの感触も体に入って来た。足元で氷をギュッと掴む感覚。グリップしてまっせ!と言う頼もしい感覚がハンドルから伝わって来る。おおっ!と言う感じ。ツルツルした体育館の床の上を、少し湿らせた上履きで走るような感じだ。分かりづれーw
田島から始まる会津路は、先週から訪れた師走の大寒波のせいで既に白銀の世界である。R121は典型的な田舎の街道と言う感じで、製材所や量販店の並ぶ田島を抜け、塔のへつりをかすめて湯野上、芦ノ牧の温泉場を過ぎると会津若松だ。周囲には平野が広がり路面から雪は消えた。路面から雪は消えたが、雲が出てきた。
会津若松と言えば鶴ヶ城。別に気乗りはしなかったんだけどとりあえず寄ってみる。土曜の朝でも結構観光客が来てますねえ。てか大半が中国人観光客ですが。
ちなみに鶴ヶ城は天守閣にも登らずに一枚写真撮ったきりでスルーw
思ったより大きくないのね。イメージ的にもっと大きな城かと思ったけど…
天下の名城も奥会津へのワクワク感の前には霞んでしまったらしい。「鶴ヶ城を見た」と言う事実を残して会津若松観光を強制シャットダウン、会津若松ICから会津坂下ICまでを磐越道でショートカット。ここからはR252と長いお付き合いだ。
道の周りには除雪された雪が溜まっている。黒くピカッと光る路面が何ともいやーな感じで、思わずハンドルを持つ手に力がこもるのである。
続く。