傍若無人

「やるやる詐欺だ」　民主党の前原副代表が、首相を詐欺師呼ばわり（産経ＭＳＮ）

内容はともかく、こんなネット世代の言葉が国会で出てくるという事にいささかの違和感がないでもない。難病の子供をダシにして募金を募る死ぬ死ぬ詐欺とかと同様の、いかにもと言う感じのスラングなんですけどね。もうこの手の言葉は公的に認知されているという事なんですか。
前原代表はなんで失脚したんだか忘れたが（永田メール問題だっけ）、いわゆるごった煮の思想が入り乱れる民主党の中でもわりかしタカ派な人であったと記憶している。若さゆえの一本気と権謀術数のなさ、老獪さが欠けていたのかもしれないが、比較的現在の２０～３０代には支持している人も多かったのではなかろうかね。

さて、久し振りに話題になった前原さんですけど、実は相当な鉄ヲタ、それもかなりアツいＳＬヲタであるという事は知ってる人は知っているのかな。新婚旅行で「ＳＬがまだ現役で走っているから」と言う理由だけで北海道に行き、嫁ほったらかしでＳＬ撮影に没頭して呆れられてしまったそうだ。どうやら今でも現役らしいですね。普通に濃ゆい鉄道雑誌に投稿してしまうくらい、ＳＬの知識は相当なものがあるらしいです。
そう言えば今週の週プレを立ち読みしてたら、「石破大臣と行く寝台特急の旅」とか銘打って、サンライズ出雲の個室で石破ちゃんに鉄ヲタぶりをさらけ出しまくって貰うと言う素晴らしい企画をやってたなあ。議員にならなかったら間違いなく国鉄職員になりたかったんだけど、親に「国鉄は潰れるから」と言う理由で反対されたそうだ（笑）。地元の鳥取と東京の往復で寝台特急出雲に一週間で四回乗ったとか、客車の出雲（京都～福知山～鳥取回り）が廃止される時はたいそう憤慨し、地元の議員と二人で「出雲廃止反対の会」とか作っていたらしいｗ夜行列車の旅情と味わいを愛し、流れる夜景を楽しむ希代の乗り鉄だそうだ。もしＪＲの社長になったら「全盛時の東京発ブルトレを（臨時でもいいから）当時のダイヤで復活させたい」とか言ってた。「いくら払っても乗りたい人は乗るはずだから採算が合う」とか大真面目で言ってたが、石破ちゃん、それ正解（笑）。
結構面白かったんで読んでみるといいと思います。

まあ、かように男ってのは趣味の前では傍若無人でありたいものですね（笑）。