(画像:新規顧客開拓)
最近本屋に並び始めたのだが、「ツーリングマップル」の亜流版として「レイルウェイマップル」などと言うものも昭文社から創刊されたらしい。鉄道に乗る事が旅の主目的である、いわゆる「乗り鉄」と言うものも市民権を得て久しいと思うのですが、個人的にはどの出版社も意外とこのジャンルに進出しなかったね、と言う気がします。「週刊鉄道の旅」のようなディアゴスティーニ刊のムック本はありましたけどね。
自分はドライブも乗り鉄もそこそこ嗜む人間ですが、どっちにせよツリマプは持って行くんですよね。んで、車窓に流れる景色を見ながら地図を見ながら次はトンネルだの鉄橋だの何だのかんだのとシュミレーションをしているのですが、そう思うとあんまり飛行機が好きじゃないのって「飛んでいる間はイマイチどこに自分がいるのか分からない」と言う微妙な感じも理由の一つかもしれませんな。座席の後ろにモニターが付いてて、現在の飛行速度とか飛行高度や位置が確認できるボーイング777は好きだったりしますから。
この「レイルウェイマップル」、創刊号と言う事で最初は手を出さずに様子を見ようと思ってはいるのだが、手に取ってパラパラ見たところでは縮尺が25万分の1ってのはいささか大づかみ過ぎるような気が。ツリマプが14万の1で1600円って事を考えれば25万分の1で840円と言う価格設定は妥当なんでしょうが…あと、鉄道に付随するものだけで紙面を充足させるってのはなかなか困難なんでしょうね。逆に言うと今のクオリティで14万分の1にすると、おそらく紙面上の情報量密度が下がるのでギリギリの選択と言ったところか。ツリマプみたいに毎年の実測情報が積み重ねられて行けば、もっとボリューム上がるとは思うんで、これは今後のレルマプ編集部の頑張り次第だと思います。
いずれにしろ、地図と言うものはドライバーが道順を調べるだけのものではないと言う意味で、ツリマプに続いて鉄道を使う人向けにこんな地図を出したと言う昭文社の姿勢は評価出来るものはあると思いますね(笑)。鉄道主体の放浪を主とするグッピー氏あたりいかがでしょうかなんて思ったりしますが。だから昭文社の回しモノじゃないってば。