(静謐@奥大井湖上駅)
寸又峡に泊まった翌朝は、接阻峡温泉駅から一駅だけ井川線に乗って奥大井湖上駅へ。湖に突き出た半島の上にぽつんとある駅に、シーズンオフのこの時期に降り立ったのは我々家族だけ。列車が行ってしまえば、静寂の中にただただ埋もれるように長いホームと見渡す限りの接阻湖の湖面だけが広がります。鏡のように滑らかな湖面に冬の雲が影を落とす光景は、ヨメさん曰く「何だか不思議な空間だねえ」と。そんな雰囲気がぴったりの駅ではありますな。
右見ても左見ても橋なので一見袋小路ですが、接阻峡温泉側の橋には線路と並行して歩行者用通路が付いてまして、接阻峡温泉駅までのハイキングコースになっております。まあ小さい子供連れなので歩く訳にも行きませんけどね。そもそもこのホーム自体、橋の欄干やレールの隙間から接阻湖の湖面が迫って来るようでちと怖いw
デンシャ クルカナ?
来たよ~!
多客期とは違い、たった2両の客車を押して、DD編成が奥大井レインボーブリッジを渡って来ます。
15分程度の滞在、1人往復300円の不思議空間体験です。