
(可憐なのは、花か雫か@渋沢7号踏切)
マメザクラが雨に打たれて。ポップコーンのようなかわいらしい花だ。ソメイヨシノより少し早く満開を迎えるらしい。秦野大カーブから場面を変えて渋沢7号。こんな雨の日に渋沢7号なんて来る人間は相当のモノ好きだと思うのだが、雨中戦を覚悟して足元をゴム長で固めていたのが幸い。四十八瀬川も多少は水かさが増えてましたが、ジャブジャブと浅瀬を渡って辿り着きました。

里山を見ると木々の枝にもほのかに若芽の色があって、春の芽吹きが感じられるようになって来ました。頭高山へ向かう山道の道すがらにあるこのマメザクラ、天候もイマイチの中でどうモチーフにしたもんか…と考えて、WBをいじくって色彩をマゼンタ寄りに。

使う人の皆無な渋沢7号の隣には、果樹園や畑をやっている一軒の古農家さんがある。この踏切はほぼこの古農家のプライベート踏切のようなものなのだが、果樹園では白いナシの花がちょうどピークを迎えていました。この農家さんの敷地はいつも丁寧に整えられていて季節ごとに花の色があり、渋沢7号の四季を彩っています。

この辺りは矢倉沢往還の古道を保存するため、以前は荒れ放題だった藪やマントが伐採されてだいぶ整備が進んだように感じます。おそらくあと1~2週間、桜が終われば麗しい春の里山風景が見られるはずです。またライムグリーンの山を撮りに渋沢7号に来てみようかなあ。
梨の花とその白さを競うように、VSEが四十八瀬を下ります。