(サスペンション・ブリッジ?@塩郷の吊り橋)
大井川の中流域、広い広い河原に沿って走る大井川鉄道。河原のほとりにポツンとある塩郷の駅はコンクリートの待合室があるだけの無人駅で、並走する県道を走っていても見過ごしてしまいそうになるほど。ガードレールの切れ目の所が駅の入口になるんですが、分かりますかね…?
塩郷駅と対岸の久野脇(くのわき)の集落を結ぶ「塩郷の吊り橋」。これでも比較的川幅が狭いところに掛けられている吊り橋ですが、高さはそれほどでもないと思うんだけど長さは220mもあって、大井川の吊り橋としては一番長いのだそうな。川の上を渡る前に県道沿いの民家の上を渡るのもちょっと面白い。
長さ220m、メインケーブルから吊られた番線と細い横板(「そろばん板」と言うらしい)、そして渡り板はたったの2枚。子供が「あの吊り橋から写真撮りたい!」と言ったのでしぶしぶ付いて来ましたが、実はこの手のものはあまり好きではありません…。よく観光地に観光のためだけの「夢の大吊り橋!」的なものありますけど、カネ払って吊り橋とかバッカじゃなかろかルンバ(by野村克也)だと思うんですよ。だって、揺れるやん。怖いやん(笑)。
この吊り橋の上から返しのトーマス号を待つのでありますが、まあみんな考える事は同じなようでトーマスの通過時間が近づくたびにどんどんどんどん吊り橋の上に乗っかって来る人が増えて来てまあ揺れる揺れる(笑)。ちょっとガキが渡り板の上を走ろうものならグワングワン揺れる!おいおいガキ走んじゃねえよ!(怒)。子供なんかは両手を放してファインダー覗いて楽しそうにしてるくらいだから全然平気みたいだけど、オトーサンはへっぴり腰で番線に捕まりながら片手でようやっとシャッターを切れただけ。こういう時にライブビュー機能ってのはありがたいけど、顔にケーブルは掛かってるし、怖い思いして撮った割に吊り橋から撮った感は何もないし、典型的なダメダメ写真になってしまいました(笑)。