(淡い日差しを浴びて@蓮駅)
飯山盆地の南の端、蓮の周辺まで出て来ると、重く鉛色の雲に覆われ、雪が舞っていた信濃平とは違って薄日が差してきました。集落の小高い斜面に作られた蓮の駅へ進入する136Dを、駅手前のインカーブで。本当なら132Dの後位にぶら下がって長野へ向かう運用でしたので、除雪運休によって一段運用がズレたおかげでもう一回飯山色が先頭で走るシーンを撮影する事が出来たのはラッキーでしたねえ。ここから先は替佐まで駅間距離も長くなりますし、頑張れば浅野か豊野辺りでもう一発くらい撮れそうなのだけど、まあここまで追ってそこそこカット数も稼げたので、ひとまず追っ掛けはここまでくらいにしましょうか。
ディーゼルエンジンを吹き上がらせて、蓮を出て行く136D。そう言えば、いっつも津南回りで入るせいか、長野口(長野~替佐あたり)までのカットをあまり撮った事がないな。もとより、非電化ディーゼルの車両を架線の下で撮影するのもなあ、という勝手な思い込みもある。立ヶ花の桜とか信濃浅野の桜とか、先達の方々のカットを見ると魅力的なのは承知をしておるのでありますがね。飯山色と過ごした2シーズンがもうすぐ終わる訳ですけど、まだまだ撮ってないものは多いです。飯山線は季節ごとに沿線の風景が全然違うからさ、たぶん3~4年かけて春夏秋冬通わないと満足出来ないかもしれない。地元民ではありませんので、そうホイホイと撮りにも行けないのが歯がゆいのですけどね。
貴方に初めて会ったのは、2年前の春の日。朝焼けの信濃平を、一般色の真ん中に挟まれて走って行った120D。
ここから、私と飯山線の友情の物語は始まりました。
せめて満開の桜の季節と、北信の芽吹きの春が終わるまでは、色の塗り替えはお待ちいただけないでしょうか…