(灼熱の夕間詰め@東海大学前~秦野間)
8月から1ヶ月限定で走り始めた、小田急の「赤電」ことレーティッシュカラーの1000系1059F。普段は登山線内だけの走行が中心となる赤電4連が、4+6の10連を組んでの全線運用に就くというのもあって、夏休みにも関わらず遠出が出来ない沿線のファンの耳目を集めております。1059Fは未だに方向幕を保持する車両なので、撮り鉄界隈では通勤急行や快速急行のような色モノ幕とか、普段は赤電が絶対出さない唐木田や片瀬江ノ島のようなネタ的な行先幕を狙いつつ、いいレンズ使ってギュッと寄せての編成撮りというアプローチが多いようですね。ですが、色味が強く主張が強いこのクルマ、どう撮っても存在感があるので、ただ編成撮りするのもカッコイイけれども、情景の中のひとコマ?なんていうのも積極的に狙ってみたい。どうせ遠出は出来ない夏、ちょっとひねった狙いが出来るのも、いつでも撮れる地元の余裕?(笑)だったりします。
相州の内陸部でも気温が35度を超えた烈夏の一日、まだうだるような暑さの残る秦野大カーブの夕間詰め。
水蒸気に煙る空から鈍く差し込む光を浴びて、赤電急行が新松田へ下って行きました。