(房の国 交換駅の午後@小湊鉄道里見駅)
えー、長々とした琵琶湖の電車の話も終わりまして、季節は新緑の季節から何だか夏めいたような雰囲気すら。先週は子供から「最近千葉のほう行ってないね!」って事でひっさしぶりに房総方面に出掛けて来ました。相変わらずの小湊&いすみなんだけど、この2つはカメラ持ってる人間には鉄板ネタっつーか手堅いっつーか、どう撮っても絵になる風景がそこらじゅうに転がっている素敵な路線です。
ひとしきり房総のローカル線を味わって、帰りに立ち寄ったのが平成24年の春改正で交換が復活した里見駅。以前は合理化のために上総牛久~上総中野を長い長い1閉塞にして運転本数も極端に少なかった区間ですが、増発によって交換設備が復活。そしてスタフ交換も復活。
「喜動房倶楽部」さんの物販があったり、交換復活により駅員さんの配置も復活したりして駅としては活気の戻って来た里見駅。圏央道の開通によって駅前からは市原鶴舞ICに隣接したバスターミナルまでの路線バスが出てたりする。房総中央部に小さな交通の結節点が生まれたようです。
シンプルなデザインながら飽きのこない端正な佇まいの小湊キハ200。長年の小湊の主力車両ですけど、もう最終増備から40年近く経ってたりする。長持ちするのも五井の機関区でよくメンテしてるんだろうなあと思う訳で。実際小湊にはこの車種しかいないんで部品の使いまわしとか整備ノウハウとか蓄積されまくってるんだろうし。
上り五井行きの運転士さんから上総中野方面のスタフを受け取り、下り養老渓谷行きの運転士さんへ。単純な作業に見えて、何気に安全な運行を確保するための最重要業務。子供とヨメはお疲れで、車の中で夢心地。レトロなスタフによる交換風景を夢中になって写真を撮っている私の後ろに、いつの間にかヨメさんが立っていた。
「あれ、タブレットの交換だよね!?」
駅を出る激しいキハ200のガラガラしたエンジン音にかき消されながら、確かにヨメはそう言った。
どこで知ったんだか(笑)。
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